2014年1月25日 (土)
~せき歯科クリニックニュースレター「架け橋2014年1月号」より~
2014年1月26日、福岡の九州大学にて行われた「超高齢者鞘会を迎えた今、有床義歯を再考する」というテーマの研究会に参加してきました。
わかりやすく言うと、取り外し式の入れ歯について勉強してきました。歯を失うことになった場合、無くなった部分に新しく歯を作るための最良の治療はインプラントです。しかし、費用は持病の問題などでインプラント治療をあきらめるしかない患者さんもいます。そのような患者さんには取り外し式の入れ歯を選択していただくことになります。
良い入れ歯の条件として、重要なことは”たわみ”が少なく頑丈なことです。特に部分入れ歯の場合はたわみが少ないことで残存している歯にかかる負担を軽減することができる上に、よくかめるようになります。そのような入れ歯を作成するためには、設計と材質が重要です。残念ながら、保険の治療では制約があり、理想的なものを作ることは困難な場合が多いのです。一方、保険外の義歯は薄くて頑丈なために、より異物感が少なく、費用はある程度かかりますが、普段の食事をよりおいしくて快適なものにしてくれます。
食べることは生きることだと思います。皆さんがより良い人生をおくるためのサポートを歯科の面からできるようにこれからも努力していきたいと思います。
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