2017年3月1日 (水)
災害時の口腔保健(オーラルケア)は、お口の健康だけでなく、身体の健康にも影響します。避難所生活や水不足で、口の中を清潔に保つことが出来ないと、お口の中の菌でも身体に悪影響を及ぼす可能性があります。特に肺炎になりやすい高齢の方は、注意が必要です。
≪歯ブラシがない時のケア≫
避難生活などで歯ブラシがない時は食後に30ml程度の水やお茶でうがいをしましょう!またハンカチなどを指に巻いて歯をぬぐい、汚れを取るのも効果があります。
≪唾液マッサージ≫
唾液には、口の中の汚れを洗い出してくれる働きがあります。水分をできるだけ取り、アゴの付け根(耳の真下)をマッサージしたり温めたりして唾液を十分出すように心がけてください。ガムをかむのも唾液が出る良い方法です。
≪水が少ない時の歯磨き≫
①水約30mlを用意します。
②その水でハブラシを濡らし、口の中へ入れ歯を磨きます。
③歯ブラシが汚れてきたら、ティッシュ等で歯ブラシの汚れをできるだけふき取り、また歯を磨きこれを繰り返します。
④最後にコップの水で2~3回すすぎます。
さらに、災害の時はうがい薬、液体歯磨き、洗口液などが入手できた場合はご使用いただくと、より効果的です。
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