2023年5月19日 (金)
こんにちは!!!
熊本市東区桜木にある歯医者
せき歯科クリニック歯科助手の柿元です🦷💕
今日は保険診療で使用される金属についてお話します!
金銀パラジウム合金いわゆる『銀歯』は日本だけで使用されている非常に特殊な歯科用合金です!海外では使用禁止の国もあります。
一体なぜ禁止されているのでしょうか…🤔?
それは金属アレルギーを引き起こす可能性があるからです!
金属は水分のあるところで、金属イオンという小さな物質となって溶け出します。お口の中には常に唾液があり、その唾液によって金属が溶かされ、体の中へと吸収されます。金属イオンが体の免疫細胞と過剰に反応してアレルギーを引き起こします。
金属アレルギーの症状として、最も多いのは掌蹠膿疱症です!(手や足の裏に水疱や膿をもった膿疱ができます)
その他に、
・アトピー性皮膚炎・肩こり・腰の痛み・背中の痛み
・偏頭痛・鼻づまり・目の重み・股関節の痛み
・首筋のこり・腹痛・めまい・冷え性・不安感・イライラ…などがあります。
こんな症状出ていませんか🤔?
保険診療で使われる金銀パラジウム合金には、約半数の人にアレルギー反応が出るということが分かっています。お口の中に入っている金属によって実はアレルギー症状がでているかもしれません!症状の原因の全てが歯科材料によるものとは限りませんが、その原因の1つと考えられています。
では、なぜ日本の保険診療では金銀パラジウムが使われているのでしょうか?
高度経済成長期の1960年頃、国民皆保険が導入される際、歯科医師会は金合金(ゴールド)の導入を目指しました。
しかし、当時の困窮した日本経済では金合金の導入は無理だと国が判断し、それより安価な金銀パラジウム合金に決まり、今もなお使われている現状です…😔😔
金銀パラジウム合金の組成は国で決められています。その中に含まれるパラジウム・銅・銀はアレルギーを起こしやすいと言われています。
アクセサリーや時計などは自分自身で外すことは出来ますが、お口の中の金属は簡単に外すことは出来ません。そのため、金属は常に溶かされ体に吸収され続けていきます。金属を使用し何十年も経過してから突然発症することも多く、すぐに症状が現れるとは限りません🥲
保険診療は、決められた自己負担割合の金額で治療を受けられます!どこの歯科医院で治療を受けても同じ費用です。しかし、国の定める制限の中で行わなければならないため、必ずしも最良とは言えないのが現状です。
被せ物や詰め物には、様々な材料があります。お口の外にあればただの材料ですが、お口の中に入ったとたん、大切な体の一部になります✨💪当院ではカウンセリングを行い、十分に納得・安心して頂いたうえで治療をすすめております!
永く、お口の健康を維持するために、最善の治療方法一緒に考えていきましょう😊😊😊
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