2024年5月11日 (土)
熊本市東区桜木にある歯医者せき歯科クリニックより事務長です。
先日、平昌オリンピックのスピードスケート金メダリストの高木菜那さんがオフロード自転車競技をする10代の姉妹の所に訪問する番組をBSで視ました。
その姉妹は妹の方が坂を下るセンスがあり、上りで姉が根性で追い付くという全く違うスタイルの姉妹でした。
高木姉妹もどちらかというと妹の方がスピードスケートでは結果を残していたので、姉である菜那選手はその姉妹のお姉さんの悩みを見抜き色んなアドバイスをしていました。
そんな中、一般の大人に混じって30秒全力でこいで(心拍数を200近くまで上げる)15秒休む、それを20本繰り返すというトレーニングを見ていた時です。
『菜那さんもやってみますか?』という無茶ぶりが来ます。
アスリートならこのトレーニングが鬼のようにきついのは誰しもわかります。
私も現役の頃やってました。心拍数210のレッドゾーンまで上がってました。(多分今の年齢でやると本当に心停止するかもしれません。)終わった後は足はパンパンで酸欠で立てません。。。仰向けに寝て足を心臓より高くして血が戻って来るようにします。
こんなの『してみますか?』と聞かれても『もう歳だから。。。』『もう引退したから。。。』『化粧が落ちるから。。。』など断る理由はいくらでもあります。
それなのに菜那さんは『私出来るかな~』とだけ言って、皆の列に入って一緒に始めるのです。
1本目から心拍数は193。。。呼吸は乱れ大汗かいてメイクはボロボロ『あ~ダメだ』と叫びます。
しかし数本目から『さぁいくよ~』『次に残さないよ~』『全力出して~』と皆を引っ張り出します。
それをみて『ああ~やっぱりこれがメダリストだな』と思いました。
やらない理由なんていくらでもある。途中でやめる理由も幾らでもある。でも『やる』んです。
それに打ち勝ってきた、もしくはやらない理由を考えないマインドコントロールをしているのです。
日常の仕事でも、こんな事はいくらでも転がっています。
『雨だから今日は外回りやめよう』『他の仕事来たから電話やめよう』などなど皆さんも思い当たる節があると思います。
やらない理由なんていくらでも転がっています。
当クリニックでも、患者さんに渡す書類や見積もりなど次回までにやれば良い事はたくさんあります。
しかし、『なるべく今日やりなさい』と指導しています。
忘れてしまう。というリスクもありますが、急な仕事が入ってきて溜まってしまうという事もあります。そうなるとまたやる気がなくなります。
一時期『いまでしょ』という流行語もありましたが『今やる』ことが、やはり出来る人の代名詞ではないでしょうか。
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