2024年8月6日 (火)
熊本市東区桜木にある歯医者🦷
せき歯科クリニックです
今回はせき歯科クリニックでも活躍している「プライムスキャン」(口腔内スキャナー)という
医療機器について細かく紹介していきたいと思います♪
プライムスキャンとは
お口の型取りを正確で楽にする次世代の歯科医療機器です!
お口の中を小型カメラで連続撮影し、そのデータをコンピュータで立体画像として再現し、モニターで見ることができます✨
従来の型取りとデメリットについて
従来の型取り(印象)は寒天やシリコンという印象材をお口の中に入れ、材料が固まるまで時間を待って歯型を採取していました。
型取りした物を技工士が石膏を流して歯型模型を作製し、その模型に合わせて詰め物や被せ物の製作作業を行ってきました。
この手法のデメリットは、患者さんの負担が大きいことです。
大量の印象材を盛った金属フレームをお口の中に入れて採取しなければならないため、
苦手な方や嘔吐反射がある方にはとても負担の大きい工程です💦
↑プライムスキャンで型取りした画像。
プライムスキャンのメリット
プライムスキャンを用いると、これまで負担の原因だった型取り材料を使う必要がありません!
石膏模型も作製する必要がなく、すべてコンピューター上でデジタル処理を行います。
詰め物や被せ物はこのデータを元に作製することが出来るようになります。
従来のアルジネート印象と比べ、より精密に患者さんに合った詰め物・被せ物を製作することができ、
さまざまな医療廃棄物の削減、また医療従事者の感染予防にもつながります✨
また、プライムスキャンで型取りすることにより、
データ上で細かい部分もしっかり確認することができるため
より精密に被せ物を製作することが可能になりました。
被せ物が出来上がる前の材料は、上記の写真のようなブロック状のものになりますが
これをMCXLという精密機器を使い削りあげます。
MCXLでブロックを削り上げ、患者さんのお口の中に入れる被せ物へと生まれ変わります!!
写真はMCXLで材料を削っている途中のものです。
ブロック状の材料をMCXLで削り上げることにより、次の写真のように被せ物の形に仕上げることができます。
上記の写真はブロックだったものを機械で削っている過程のものです。
写真はクラウンタイプの被せ物になります。
患者さんのお口の中で型取りし採取したデータを元に作った模型に合わせ、
ここからの工程は技工士の手によって、綺麗な被せ物へと仕上げていきます!
上記の写真はほぼ仕上げが終わった状態の被せ物です。
光沢が出て、天然の歯に近い色調・質感になりました。
上の写真は患者さんのお口の中にSETした述後のものになります。
黄色い○印で表示している歯が、プライムスキャンで型取りし、MCXLで削り上げ、
技工士に仕上げて製作した被せ物になります。見た目がとても綺麗です♪
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このような流れでプライムスキャンから型取りし採取したデータを使い
技工士の細かい作業によって、被せ物が完成していきます。
プライムスキャンを導入している歯医者は、まだそう多くはありません。
せき歯科クリニックでは、最先端の技術、質の良い治療を提供できるよう
スタッフ一同精進致します。よろしくお願い致します。
カテゴリー: 院内技工