2019年12月23日 (月)
熊本市東区桜木の歯いしゃせき歯科クリニックの歯科衛生士です。
日増しに寒さに向かう毎日となりました。平成が終わり短い令和元年も年の瀬となり、心せわしく1年が過ぎたように思います。皆さんはいかがでしょうか?
さて、今年2月~3月にNHK「みんなのうた」で再放送された関取花さん作詞作曲の「親知らず」という曲をご存知ですか?
思春期に感じる不安やさみしさ、親に話を聞いて欲しいのに出来ない葛藤や心の痛みを親知らずに例えたちょっと切ない歌です。
今年 社会人となった私の息子の多感な時期と重ねて思い出し、母親として胸にグッとくるものがありました。
親知らずは前から数えて8番目の奥歯で、生えてくるのも一番最後です。臨床ではよく「8番」と呼びます。
手間の7番目の奥歯が出始める頃までは なんとか仕上げ磨きをさせてくれた息子でしたが、いつしか口を開けない、口もきかない…まるで腫れ物に触るように そ~っと「歯磨きしてね」と話し掛けても無視か 「ウザイ‼️」が返ってくるだけ⤵️ 果たして今、彼の口の中に8番は出てきているのか? 知りません…
そうか、だから親知らず!なるほど納得のネーミングです。
親知らずの痛みは「智歯周囲炎」といわれる歯茎の炎症が原因であることが多く、放っておくと腫れたり、口を開けにくくなったり、「親知らず」の歌詞のようにズキンズキンと疼くような痛みがあり大変です。
思春期でも反抗期でも立派な大人でも我慢せず早めの受診をおすすめします。
親知らずの痛みから解放された時、もしかすると少し素直になれるかもしれませんよ?
「親知らず」ぜひ一度聴いてみてください??
そして、皆様 どうぞ良いお年をお迎え下さいませ。
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