せき歯科クリニックブログ

院内技工 パートゼロ

2020年1月20日 (月)

熊本県熊本市東区桜木にあります歯医者、せき歯科クリニックから事務長です!(^^)!
さて前回の私の投稿から始まった『院内技工シリーズ』ですが、技工物を作るにあたって重要な事がありますので、ちょっと戻って『パートゼロ』としてご案内したいと思います。

%e9%96%a2-%e7%9b%b4%e6%a8%b9_c19_20170228_121807026こちらは私の口の中の写真です。例えば上の一番前の前歯が虫歯で2本被せ物を作らなくてはいけなくなったとして、作る時にまず初めに一番重要な事は何だと思いますか??

前歯の形でしょうか??

色でしょうか??

中心を揃えてつくる事でしょうか??

下の歯とのかみ合わせでしょうか??

補綴物を作る時は家の建築によく似ています。

家を建てる時、形や間取り、色、快適性など色々こだわりがあると思います。

しかし一番重要な事は土地選びです!!

いくらお城のように綺麗で大きく住み心地も快適な家を建てたとしても、沼の上にはみなさん家を建てないと思います。

なぜなら、せっかく建てた家がすぐに傾いたり、場合によっては倒壊するからです。

もし、家を建てようとしている自分の土地が良くないと分かったら、まず土地改良をするか他の土地を探すはずです。

歯も同じです。

歯の土地にあたるものは、歯茎です。歯茎と言っても歯肉の下にある歯槽骨も含めてです。

歯周病になってしますと、歯肉は腫れて歯を支えている歯槽骨は歯周病菌の影響で溶けてしまいます。そして歯はグラグラしてきて最終的に抜けてしまうのです。

そう、初めの『一番重要な事』の答えは『歯茎の健康』です。

%e9%96%a2-%e7%9b%b4%e6%a8%b9_c19_20170228_121807026もう一度見てみましょう。歯茎はピンク色で引き締まっています。当クリニックではこのような状態で初めて補綴物を作っていきます。

それにより、より長く安定したお口の中の健康を手に入れる事が出来るのです。

pa4c8a5dda5b1a5c3a5c8a4ceb4d8cfa2歯周病は歯の汚れ、歯石が付いている事により進行します。石と書いて歯石ですがその中身は食べ物のカスと唾液が固まり、星の数ほどの菌が存在しています。その菌が出す成分によって骨が溶けていってしまうのです。しかも歯茎の腫れ以外に痛みなどはなく気付かないうちに進行していってしまいます。

歯周病の予防は歯の汚れを取る事…

簡単なようで難しいですよね…

自分の口の中は鏡を使わないと見えません、少し角度を変えようとしても、ん~なかなか見えない…

だから、歯医者さんに行って定期的に見えない所の歯石をとってもらう事が必要なんです。

さて、忘れてました補綴物を作る時でしたね。

正直何十年もほったらかしにされてきた方のお口の中は歯周病でひどい事になっています。

時には歯茎を切開して中の歯石を取らなければならない方も、もう手遅れで歯を抜かないといけない方もいらっしゃいます。

(手遅れの歯をそのままにしておくと、他の歯にも悪い影響を与えてしまうので手遅れの歯は残念ながら抜かないといけません)

でも、そうしてコツコツ歯茎(土地)の状態をよくする事によって素晴らしい長持ちする安心して嚙める歯(家)は上に作ることができるのです。

歯周病治療を行わないなら治療は早く終わりますし、病院としてもどんどん補綴物を入れた方が利益が上がります。

しかし、長く安定したお口の健康の為には、その前の『歯茎の健康』が非常に大事なのです。

なかなか治療が進んでいないような気がして大変ですが、一緒にコツコツ頑張りましょう(*^^*)

今回は院内技工に入る前の歯周病治療を『院内技工パートゼロ』としてご案内しました。


カテゴリー: 事務長,院内技工

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