2020年2月9日 (日)
こんにちは(^o^)
熊本市東区桜木にある歯医者 せき歯科クリニックの歯科衛生士の北原です♪
先日「リンゴの木子どもクラブ」代表・保育者・絵本作家の柴田愛子さんの講演会に参加してきました。
子どもの心に添ってみましょう~親と子のいい関係をめざして~
40年に及ぶ保育経験から「子どもの心に寄り添う」「子どもは自ら育つ力を持っている」ということを様々なエピソードを交えながらとても楽しくお話ししていただきました。
沢山ありましたが、その中でも「みんな専門家に弱い?!」という内容で指しゃぶりのお話がありました。
指しゃぶりをしている子をみると…
歯医者さんは歯の専門家なので、「お母さん、指しゃぶりは前歯が出てきますよ。永久歯にも影響するし、顎の形も変わってくるから、もうやめたほうがいいですよ。」って言われます。するとね、「そうなんだ。」と思う。
少し前の心理学者・精神科の先生は、「お母さん、指しゃぶりは愛情不足ですよ。」今は愛情不足に取って代わるのがストレス。お母さんたちは愛情不足っていわれるの一番嫌ですよね。子どもって愛情が足りているか、足りていないのか分からないし、その子によっても感じ方は違います。ですから、「愛情不足」って言われるとみんな心当たりがあるんです。「私のせいですか?」って。
ところが今の心理学者・精神科の先生は、「これがあると安心するんだから無理にやめさせることないですよ。」と言われます。
こんなふうに専門家と言われる人たちにも指しゃぶり一つとってもいろいろな考えがあるって事。
柴田愛子さんは、何事もやってみて合わなかったらできない自分を責めるのではなく、「これ、私に合ってなかった。」ってパスするの。違うことをまた努力していけば、自分に合うものが出てくる。っていうのと、子どもの悩みってね何年も同じ事は続かない。そうこうしているうちに次のことが起きてくるからね。とのことでした。
なるほどーと専門の分野によって様々な捉え方・考え方があり、子育てに一生懸命の私たち母親は悩んでしまうのも無理がないなぁと納得するお話でした。
子育てに正解はない。子どもの気持ちを大人が言葉にしてあげる。子どもの表情や行動をよくみること。など他にも沢山のことを学ばせていただきました。日頃の自分はどうかな?と見つめ直し、また今日から頑張っていこうと思えるとてもいい機会となりました。子どもの心に寄り添い、仕事では患者様の心に寄り添えるよう、これからも努めていきたいと思います。
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