せき歯科クリニックブログ

乳幼児の歯みがきについて

2021年7月5日 (月)

こんにちは。熊本市東区にある歯医者、せき歯科クリニックの歯科衛生士の佐々木です♪

7月に入り蒸し暑い日々が続いていますね!

夏バテや熱中症にならないようにこまめに水分補給し、夏を乗り切りましょう!

今回は、乳幼児の歯みがきの始め時や注意点仕上げ磨きのコツについてお話ししたいと思います。

 

歯が生える前からお口まわりのスキンシップを始めましょう

歯の生える時期には個人差がありますが、一般的に、生後6~8か月頃から下の前歯2本が生えてきます。
歯みがきは突然始めるとイヤがられる可能性大なので、歯が生える前から、まずはお口まわりのスキンシップを始めましょう。

<歯みがきの第一歩は、お口まわりのスキンシップから>

母親が手のひらで頬を触ってあげたり、清潔な指で歯ぐきをなでてあげたりするなどして、歯ブラシや指が口に入る感覚を覚えさせて、少しずつ慣らしてあげましょう。この時、歯が生えているかどうか、口の中をチェックしましょう。

歯が生えてきたら歯磨きの始めどきです。

いきなり歯ブラシで磨かれたら、赤ちゃんはびっくりしてしまいます。そこで、赤ちゃんの歯みがきを始める時の「注意点」を以下に紹介します。

1.抵抗感をなくすことから

最初は歯ブラシで歯にやさしく触れる程度にして、赤ちゃんの抵抗感をなくすことから始めましょう。

2.歯ブラシを持たせてみる

自分でスプーンが持てるようになったら、歯ブラシを持たせましょう。初めのうちは、歯ブラシを口に入れるだけだったり、歯ブラシを噛んでしまうだけだったりと、歯みがきにはほど遠いですが、徐々に歯ブラシを持つことに慣れるようにしてあげましょう。

歯磨き粉も使って歯みがき

ブクブクうがいができるようになったら「歯磨き粉」も使いましょう。使用量は、最初のうちは「切ったつめ程度」の少量でかまいません。むし歯予防効果のある「フッ素入り歯磨き粉」がおすすめです。

年齢にあったハミガキの使用量とハミガキのフッ素濃度

※フッ化物応用研究会(編)「う蝕予防のためのフッ化物配合歯磨剤応用マニュアル」2006を一部改編

仕上げ磨きの「コツ」

以下に、仕上げ磨きの「コツ」を紹介します。

 

1. 歯に毛先をきちんとあてる

歯に毛先をきちんとあてる

歯ブラシの毛先を歯の面にきちんとあて、細かく振動させるように磨きましょう。力の入れすぎに注意してください。

 

2. 溝をしっかり磨く

溝をしっかり磨く

歯と歯の間、歯と歯茎の境目、奥歯の噛みあわせの溝は汚れが残りやすいところなので、ていねいに磨いてあげましょう。

 

3. 上唇小帯を指でガード

上唇小帯を指でガード

上の歯を磨く時は、上唇の裏側にある筋の部分「上唇小帯」に気を付けてあげてください。歯ブラシがあたると痛いので、上手に上唇を持ち上げて上唇小帯を指でガードしてあげましょう。

 

4. 「イー」の口と「アー」の口で

「イー」の口と「アー」の口で

奥歯の頬側と前歯の唇側を磨く時は、子どもの口を「イー」、下の歯の舌側を磨く時は「アー」の口にさせるのがコツ。歯ブラシがあてやすくなるので、磨くのがラクになります。

このように、歯が生える前から、口の周りのスキンシップを十分に取り、慣らしてあげることが歯磨きを嫌がらずスムーズに習慣化させることにつながると思います。

段階を少しずつ踏んで虫歯予防を行なって行きましょう!

 

 

 

 

 


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