2023年7月6日 (木)
熊本県熊本市東区にある歯医者せき歯科クリニックより事務長です(^^♪
梅雨の大雨が続いていますが、皆様被害なく過ごされているでしょうか?
せき歯科クリニックは近くの道では冠水などもありましたが、スタッフ含めて被害なく元気に診療しております。
最近はしとしとと降るのではなく集中豪雨が多くなってきましたので、今後も皆さんご注意くださいませ。
さて、今回のお話はタイトル通り松田先生の独立開業です。
今まで当クリニックで働いてくれた代診の先生は嘉多山先生(千葉県で開業)新谷先生(菊池で開業現在は堀川)中島先生(鹿児島県でお父様の歯科医院継承)松田先生(合志市で開業)の4名です。
松田先生の開業した合志市は私の自宅からも近いので開業前日にお土産を持って激励に行ってきました(*’ω’*)
お洒落で最新のCTなどの設備もありストレスなくゆったりと過ごせる歯科医院だなぁと思いました。
スタッフの方達も準備が忙しい中でも笑顔で挨拶してくれて、清々しい気持ちになりました(#^.^#)
それぞれの先生にお考えがあると思いますが、『患者さんのお口の中を通じて患者さんの人生を幸せにする』というせき歯科クリニックイズムが少しでも各地に広がって行けばいいなと思います。
先日、終礼でスタッフの読んだ本で興味深いフレーズがありましたので紹介します。
志摩観光ホテル元総料理長兼総支配人の高橋忠之氏の言葉で『私が一番嫌いなのは「料理は愛情だ、心だ」ってやつです。愛情や心では料理はつくれない。うまい料理をつくるには素材に対する知識と良い道具です。いいビフテキは良い肉とフライパン。いい刺身は良い魚を選ぶ目と確かな技術、そして包丁です。愛情で刺身は切れません。心でビフテキは焼けないのです。』という言葉です。
私の様な若輩者が生意気ですが、私はこの言葉は半分合っていて半分間違っていると思いました。
超一流職人が言う事ですので、『いくら思いがあっても、技術が無いと美味しい料理は作れないよ。努力・勉強しなさい。』という弟子たちを激励する言葉であると思われます。その意味では素晴らしい言葉だと思います。
私が間違っていると思うのは、愛情や心では美味しい料理は作れない。というところです。たぶん高橋氏は自分に甘えてただ『美味しくなれ』と願っているだけでは美味しい料理は作れませんよ。という意味で言われているとは思うのですが、それならばもっと違う表現『食材に「美味しくなれ」って祈っていても勝手に美味しくはなりませんよ』などと表現して欲しい所です。
あの人(家族でも良いし、お客さんでも良いし)の為に美味しい料理をつくりたいから、勉強して技術を磨く努力をするのは愛情や心だと思います。
その思いが込められて努力した料理だから『愛情や心』のこもった料理は美味しいのだと思います。
妻は一流料理人には遠く及ばない料理の腕ですし、使っている調理器具も量販店で買った安物です。
でも、家族の今までの味付け具合や天候や体調、最近のレシピから家族が今食べたいであろう料理を絶妙の味付けで出してくれます。それは愛情がなせる業です。
愛情や心を否定されてしまうと、何となく『お金や名声の為』に努力してるように聞こえてしまうので、私はやっぱり半分間違っていると感じてしまうのです。
話しは変わりますが、松田先生の開業時に私は『物や技術はいくらでもせき歯科クリニックから持って行って良いけど、スタッフだけは連れて行かないでね』と
言っていました。
それは今のうちのスタッフは本当に何にも代えがたい宝だからです。
みんな、患者さんの家族や家庭事情まで知っています。それぞれが患者さん一人ひとり何が最適か考え行動しています。
例えば患者さんに電話する時、家族の質問されるかもしれないと想像して、他のご家族の次の予定や今の状況を把握してから電話したり、子供が帰ってきて料理の時間だから時間をずらして掛けようか。など相手の事を想像して行動をしています。
食生活や家族構成などを考慮して、それぞれに合った器具での歯磨き指導をしています。
時間がオーバーしない為や患者さんに気持ち良くなって欲しくて夜残って練習しています。
どんな最新の機器よりそんなスタッフを集めるのに本当に苦労しました。だからスタッフは宝なのです。
全ての患者さんの全ての願いを叶える事はできませんが、そのような思いでみんな働いています。
次の代診の先生がまだ決まりませんので、土曜日の研修会時の休みなど予約に関してはまだまだご迷惑をおかけしますが、今後ともそんなせき歯科クリニックをよろしくお願いいたします。
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