2015年11月30日 (月)
歯周病の治療といっても、歯周病は歯肉の炎症・歯を支えている骨が溶けてしまうものですが、溶けてしまった骨を元に戻す治療ではありません。
歯周病の治療では、お口の中全体の歯周病の進行のチェック(歯周ポケットの検査)をして、歯石取りをして、歯石をとるといった予防の処置をします。
≪歯周治療の流れ≫
■歯周組織検査①
お口の中全体の歯周病の進行のチェックをします。
■レントゲン撮影
歯周病は歯が溶けていく病気なので骨の状態を確認するために撮影を行います。
■歯磨き指導
歯周病の治療では、患者さん自身に正しいブラッシング法を身につけてもらうことが最も重要になります。
■歯周ポケット以外の歯石取り(スケーリング)
主に超音波振動によって歯周ポケット以外の歯石を除去します。
~一週間後~
■歯周組織検査②
・ブラッシングが正しく行われているか
・ブラッシングと歯石取りにより歯肉の炎症が治まってきているか
・歯周ポケット内に歯石が付着していないか
を調べるために再度検査を行います。
■歯周ポケット内の歯石取り(SRP)
歯周組織検査②で歯周ポケット内に歯石が付着していることが確認された歯に対し
麻酔を用いて痛みがないように歯石取りを行います。
~二週間後~
■歯周組織検査③
SRP後に歯肉の炎症が治まり、歯周ポケットの消失が見られるかどうか検査を行います。
■FOP
歯周組織検査③の結果、歯肉の改善が不良な歯に対して、歯肉を切開し深い部分の歯石を除去します。
FOP終了後は、歯周組織検査④を行います。
※歯周組織検査③の結果、歯肉の状態が良好な場合は、メインテナンスになります。
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