奥歯の大切な機能といえば、ものを「噛む」こと。ものを噛む時、奥歯には、なんと自分の体重とほぼ同じ位の力がかかります。そんな奥歯を1本失うと、ものを噛む力は30~40%も低下するといわれており、その分食べ物の消化・吸収も悪くなってしまうことになります。
奥歯はものを噛む以外にも様々な大切な機能をもつため、奥歯を失うといろいろな不都合が生じます。
以下に、奥歯と関係があるといわれている4点をご紹介します。
2018年5月30日 (水)
みなさん、こんにちは!
歯科衛生士の佐々木です♪
今日は虫歯や歯周病予防のために大切な歯磨きについてお話ししたいと思います。
平成23年(2011年)歯科疾患実態調査によると1日に歯を磨く回数は、1回の人が23%、2回の人が51%、3回以上の人は26%います。「1日2回以上磨く人」は30年間で、44.1%(1981年)から77%(2011年)に増え、歯をよく磨くようになってきました。
しかし、なんと成人の約8割は「歯周病」にかかっています。それはなぜでしょう? 多くの方は、きちんと歯を磨いているつもりでも、実はきちんと「磨けていない」ということなのです。
歯磨きをする上で大事なことは「歯垢を取り除く」こと。歯垢は生きた細菌のかたまりで、むし歯(虫歯)・歯周病などの原因となります。歯垢は、歯と同じような乳白色ですが、歯についた歯垢を舌で触るとザラザラッとした感触があります。うがいでは取り除けないため、まずはしっかり歯磨きする習慣をつけることが大切です。
食事やおやつを食べたあとは、歯垢の中の細菌が食べ物をえさにして酸を出すため、歯垢自体が酸性に傾いて少しずつ歯が溶けはじめます。そうならないように、「食べたら磨く」を習慣にしましょう。
(LION調べ)
寝ている間は唾液の分泌も少なくなり、口の中の自浄作用が低下するため、細菌が増殖しやすい状態になります。そのため「就寝前の歯磨き」はていねいに行い、口の中を清潔に保って、むし歯や歯周病を予防しましょう。
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2018年5月23日 (水)
こんにちは!歯科衛生士の佐々木です♪
早いもので5月も終盤に入ってきましたね。
来月から6月に入りますが、6月4日~10日は何の日か知っていますか??
「歯と口の健康週間」です。
「歯の衛生週間」が55年ぶりに変更され、平成25年から「歯と口の健康週間」という新しい名称になりました。
歯の衛生に関する正しい知識を国民に対して普及啓発するとともに、歯科疾患の予防に関する適切な習慣の定着を図り、併せてその早期発見及び早期治療等を徹底することにより歯の寿命を延ばし、もって国民の健康の保持増進に寄与することを目的としています。
日本は、日本人男性の平均寿命は78歳、女性は85歳と、世界一の長寿大国です。
しかし、残念ながら、歯の寿命は50~60歳代で、高齢になるに従って歯を失う人が多いのが現状です。
けれども、日頃から歯磨きなどの口腔ケアをしっかり行っていれば、歯の寿命をもっと延ばすことができます。
最近では、80歳まで20本の自分の歯を持とうという「8020運動」も提唱されています。
「歯の衛生週間」をきっかけに、歯を長生きさせるための口腔ケアを実践する習慣を身につけましょう。
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2018年5月14日 (月)
みなさん、こんにちは!
歯科衛生士の佐々木です♪
今日は、奥歯の役割についてお話したいと思います。
奥歯の大切な機能といえば、ものを「噛む」こと。ものを噛む時、奥歯には、なんと自分の体重とほぼ同じ位の力がかかります。そんな奥歯を1本失うと、ものを噛む力は30~40%も低下するといわれており、その分食べ物の消化・吸収も悪くなってしまうことになります。
奥歯はものを噛む以外にも様々な大切な機能をもつため、奥歯を失うといろいろな不都合が生じます。
以下に、奥歯と関係があるといわれている4点をご紹介します。
歯を失うとそこから息が漏れてしまうので「発音」が不明瞭になります。特に奥歯を失うと「ラ行」の発音が悪くなるといわれています。
失った奥歯をそのままにしておくと、噛みあわせが悪くなり、やがて「歯並びや顔の輪郭形成」にも影響が出てきます。
奥歯でしっかりと噛みしめることができないと、「瞬発力」が出ず、十分な力が発揮できないことが知られています。重たいものを持つ時やスポーツをする時、奥歯は特に重要となります。
「記憶力」とも関係があるといわれており、奥歯がないと記憶にも影響が出る可能性を示す研究もあります。
歯はしっかりと「ケア」すれば、一生使える大切な体の組織です。
むし歯や歯周病から大切な歯を守るために、まず、奥歯を意識した歯磨きの習慣をつけましょう。
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