2018年12月4日 (火)
みなさん、こんにちは。
歯科衛生士の佐々木です♪
早いものでもう12月ですね!
年々1年経つのが本当に早く感じます。
さて、今回は意外と知られていない歯磨き後のうがいについてお話したいと思います。
虫歯は虫歯菌が糖を食べて酸を作り、これが歯の成分である(ハイドロキシ)アパタイトを溶かすことにより起こります。これを「脱灰」といいます。
初期の虫歯では、脱灰したアパタイトが歯に戻る「再石灰化」と呼ばれる現象が起こります。フッ素、正しくはフッ化物を含むアパタイトは再石灰化を起こしやすく、いったん歯に戻ると次には脱灰しにくいため、歯の表面が強いアパタイトに置き換わって虫歯に強くなります。つまり再石灰時にフッ化物がお口の中にあることが重要となります。
これが虫歯予防にはフッ素入りの歯みがき剤が良いといわれるゆえんです。
ところが歯みがきの後に何回もうがいをすると、歯みがき剤に含まれるフッ化物が流れて薄くなってしまうのです。歯磨き後に汚れを吐き出した後の仕上げのうがいは、ごく少量の水で1回だけにして、しばらく飲食しないことにより再石灰化効果が高まると言われています。
フッ素入りの歯みがき剤を使用し、虫歯を予防しましょう!
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