歯の広い隙間の部分に小さすぎる歯間ブラシを使ってしまうと、歯垢を十分に落とすことができません。
2018年9月25日 (火)
みなさん、こんにちは。
歯科衛生士の佐々木です♪
最近、朝晩は少し肌寒く感じる日も増えてきましたね。季節の変わり目は体調を崩しやすいので、注意してくださいね。
今回は歯磨きの後のうがいについてお話したいと思います。
むし歯はいわゆるむし歯菌が糖を食べて酸を作り、これが歯の成分である(ハイドロキシ)アパタイトを溶かすことにより起こります。これを「脱灰」といいます。
初期のむし歯では、脱灰したアパタイトが歯に戻る「再石灰化」と呼ばれる現象が起こります。フッ化物を含むアパタイトは再石灰化を起こしやすく、いったん歯に戻ると次には脱灰しにくいため、歯の表面が強いアパタイトに置き換わってむし歯に強くなります。つまり再石灰時にフッ化物がお口の中にあることが重要となります。これがむし歯予防にはフッ素入りの歯みがき剤(ペースト、粉など)が良いといわれるゆえんです。
ところが歯みがきの後に何回もうがいをすると歯みがき剤に含まれるフッ化物が流れて薄くなってしまうのです。歯磨き後に汚れを吐き出した後の仕上げのうがいは、ごく少量の水で1回だけにして、しばらく飲食しないことにより再石灰化効果が高まると言われています。
フッ素入りの歯磨き粉を使用し、フッ化物をしっかり口腔内に留めて虫歯予防に努めましょう!
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2018年9月12日 (水)
年齢と自立度の関係として、70歳前後でガクッと自立度が下がると言われています。この理由の多くは生活習慣病です。メタボリックシンドローム(メタボ)が関連していますが、メタボの原因の一つによく噛めないことがあげられています。そして75歳以上になるとだんだん他人の手を借りないと生活ができなくなってしまう人が増えてきます。その理由として栄養不足があります。
よく噛めないことで、食事の栄養バランスが崩れます。すると生活習慣病になったり、栄養が不足したりして、寝たきりになりやすいのです。いつまでも元気でいるために、肉・魚・野菜をバランスよく食べる–ようにしましょう。
歯の本数が減るにつれて、主に野菜に含まれるカロテンやビタミンCなどを摂れなくなっていることが分かります。逆にお米やパンなどの炭水化物を多く摂るようになることが分かります。
毎日の歯磨きでお手入れをし、定期検診でプロにチェックをしてもらうことで歯を失わずに、自分の歯でしっかり噛むことができ、いつまでも元気で長生きすることにつながります!
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2018年9月4日 (火)
みなさん、こんにちは。
歯科衛生士の佐々木です♪
8月も終わり、9月に入りましたがまだまだ暑い日が続いていますね。体調管理には十分気をつけて下さいね!
今回は歯間ブラシの適正サイズと選び方についてお話したいと思います。
歯間ブラシのハンドルの「形状」は、以下のように「L字型」と「I字型」の2種類あります。
そして、様々なサイズがあります。自分自身の歯茎の状態や部位に合わせた「サイズ選び」が大切です。目安としては、歯と歯の隙間にスッと抵抗なく挿入できるサイズです。
歯間ブラシの選び方
歯の広い隙間の部分に小さすぎる歯間ブラシを使ってしまうと、歯垢を十分に落とすことができません。
歯の狭い隙間の部分に大きすぎる歯間ブラシを使うと、歯肉退縮の原因になるので注意しましょう。
歯間ブラシは、歯間に無理なく挿入でき、使った際にきつく感じない程度を選ぶようにしましょう。
歯間ブラシには、歯と歯の隙間の広さによって使いやすいよう数種類あります。歯の隙間の広さが大きく異なる場合は、数種類の歯間ブラシを使い分けようにしましょう。
初めて使用する際は、「小さいサイズ」から試すのが良いでしょう。小さいサイズが挿入できない場合には、デンタルフロスの使用がおすすめです。
口の中の清潔を保つためにも、歯ブラシと補助用具の併用が大切です。1日1回「歯間ブラシ」を使って、歯と歯の隙間をキレイにしましょう。
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