2014年7月24日 (木)
2014年6月の初めに、台湾に慰安旅行で行ってきました。台湾は、公共の場での喫煙に厳しく、ホテルや飲食店、路上等での喫煙は禁止です。違犯すると、日本円で27000円の罰金です。
さらに、台湾のタバコのパッケージは強烈です。タバコが及ぼす様々な害を写真付きで警告しています。その中に口の中と関連がある物を見つけました。警告文には「喫煙は口臭や口腔内の疫病を引き起こします。」とあります。タバコは口腔がんの原因になります。また、歯周病を悪化させるリスク要因になることも科学的なデータとしてはっきりと出ています。喫煙者は非喫煙者の約4倍の発症リスク(1日31本以上のヘビースモーカーの場合には約5~6倍)があります。
また、歯周病菌に対する防御機構を破壊するので歯周病が進行しやすく、歯周病治療に対する反応も悪いことがわかっています。
歯周病菌は、強い自覚症状が現れずに進行していくのが特徴で、サイレントディズィーズ(静かな病気)と呼ばれています。喫煙者の場合は、歯茎の毛細血管が細くなるので症状は余計に出にくくなります。自分には関係ない、症状がないので、大丈夫だろうなんて思っていると歯周病は静かに進行していきます。
またタバコを吸うことはストレス解消にはなりません。最近の研究では、喫煙者は非喫煙者よりも余計にストレスを感じやすいことがわかっています。全身の健康を害し、歯を失う原因にもなるタバコ。
それでもタバコを吸い続けますか?
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