2023年9月30日 (土)
こんにちは(^^)
熊本市東区桜木にある歯医者
せき歯科クリニックの 歯科衛生士の徳丸です。
ブログタイトルの「フロスか死か」と言う言葉は今から20年ほど前にアメリカの歯周病学会が発表した歯周病予防のためのスローガンです。
かなりインパクトのある言葉ですよね!
お口のお掃除は歯ブラシだけでは全ての歯垢を落とすことは出来ません。フロス(糸ようじ)や歯間ブラシを使い歯と歯の間の歯垢を取り除いて歯周病を予防しなければ、色々な病気を引き起こして命を落とす危険性があることをこのスローガンは伝えています。
歯周病が原因で引き起こされることがある病気には以下のものがあります。
⚪︎糖尿病
歯周病原菌から出る毒素が血液に入ると全身を巡り、それがインスリンの働きを低下させて糖尿病の悪化を招きます。
⚪︎肺炎
飲み込む力が衰えてくると飲み込んだ物が肺に入ってしまう事があります。これを誤嚥と言いますが、お口の中で増えた細菌が唾に混じり誤嚥によって肺に入り込むと誤嚥性の肺炎を引き起こします。
⚪︎心臓疾患
歯周病原菌が血液に入り心臓へ送られると、心臓の弁が炎症を起こしたり血管内にこびりついて血管を狭くしてしまうといった命にかかわるトラブルにつながります。
⚪︎心筋梗塞、脳卒中
歯周病原菌が血液に侵入して全身へと広がると動脈硬化を誘発する物質を生み出して血管を詰まらせてしまい心筋梗塞や脳卒中を発症させます。
歯周病はお口の中だけの問題ではなく命を脅かしかねない病気を引き起こす可能性があります。
ずっと長く健康でいる為にも、日々の歯磨きと定期的な歯科検診で歯周病の予防をしていきましょう!
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