2024年2月5日 (月)
熊本市東区にある歯医者せき歯科クリニックより事務長です。
寒い日が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
うちの庭の梅はもう花が開いてきております。昨年満開の枝垂れ梅を植えてからもう1年です。早いですね。。。
今年は先日蝋梅の苗木を植えてみました。蝋梅は香りがすごいので苗木といえども庭いっぱいにいい香りが広がっています。
箱庭程度の庭ですが、季節が感じられるのは嬉しい事ですね。
季節と言えば、もう2月ですね。。。
実は2月は根管治療が増える季節です。
根管治療とは、神経を抜いたり根っこの所に膿が溜まってそれをきれいにする処置をする治療の事です。
統計を取っているわけではないので、あくまで感覚的なものですが2月は増えるのです。
原因としましては、寒くて嚙み締めてしまうからではないかと思われます。(これもエビデンスが出ているわけではありません。。。)
実は噛み締める事は歯にとって非常に悪い事はわかっています。
ご飯を食べる時に噛む。
これは、もちろん当然の事ですし問題ないです。
しかし、それ以外の時に無意識に上の歯と下の歯が接触している事は良くない事なのです。
TCHと呼ばれています。『Tooth Contacting Habit(上下歯列接触癖じょうげしれつせっしょくへき)』の略。
実は安静にして唇を閉じている時でもすべての歯が上下離れているのが正常なのです。
さて、今皆さんはどうですか?
上と下の歯が接触していませんか?
さらに寝ている時の歯ぎしりは1本の歯に250㎏もの力がかかるとも言われています。
どちらも本人は気付いていない事の方が多く、意識して『気付く』ことから始めないと改善されません。
運転や仕事など集中している時にしている事が多いといわれ、家事やテレビを見ている時、パソコンやゲームをしている時など人それぞれですので意識してみてください。
虫歯や歯周病は多くに知れ渡り、予防も進んだ事から、虫歯や歯周病で歯を失う人はこれから減っていくだろうと言われています。
しかし、このTCHなどが主な原因で起こる歯根破折(歯の根が割れてしまうこと)は今後増えていくだろうとも言われています。
治療法としては、まずは意識する。
それでも治らない時は、力を分散させる為にマウスピースを入れる治療になります。
まずは『気付く』事から始めて、未来の自分の歯を守ってみませんか?
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