熊本市東区桜木にある歯医者さん、
せき歯科クリニックの歯科医師・中島です。
1ヶ月が過ぎるのは早いものですね!
歳を重ねるごとに、どんどん一年が過ぎるのが早くなるように感じます(笑)草花の成長をみると季節の移り変わりや、四季を感じますが、日々の小さな変化も見逃さないように毎日を大切にしたいですね。
さて、今回は前回紹介した拡大鏡シリーズの第二弾です。
今回お話するのは、マイクロスコープと呼ばれる機械です。前回お話しした拡大鏡(眼鏡タイプのようにかけて使用するタイプ)の拡大率は10倍が限界なのですが、このマイクロスコープは20倍で見ることが出来ます!
当院にあるマイクロスコープです。
一番奥のオペ室にあります。
座席の前に付いているモニターで、実際に見ている状態を一緒に確認することもできます。
こんな診療のときに活躍します。
●明らかに歯が折れているような所見がないのに、歯に痛みや腫れなどの症状が出ている時
⇒マイクロスコープを使い診査することで、肉眼や拡大鏡ではわからなかった、歯の中にあるひびが見つかり、症状の原因を特定することが出来る。
●根の治療のような繊細な治療を行う際⇒神経の入っていた管を清掃し、細菌の数を減らす繊細な治療はマイクロスコープがよく用いられる代表疾患と言えます。(※すべての症例にマイクロスコープが必要である、というわけではありません)
●審美性の高い治療(前歯のかぶせものなど)を行った際、歯と歯茎の境目など微細な部分の予後を診査するとき
上記以外にも色んな診査診断で活躍します。
マイクロスコープは高価で、操作にも熟練した技術が必要なため、どこの歯科医院にもあるわけではありません。そのため、マイクロスコープがある環境下で診療ができることはより、正確な診査診断が行えるということにもつながると考えます。
この環境下を生かして、日々の診療に努めたいと思います。
体調を崩しやすい季節、寒暖の差が激しい日も続きますので皆様御自愛下さいませ♪