2014年8月29日 (金)
虫歯にはC0~C4と、進行の度合いがあります。
C0:虫歯になりかけている状態。まだ穴は空いておらず、脱灰している。(フッ素塗布などの予防でよい。)
C1:初期虫歯。少し穴が空いてきている状態。(虫歯の部分を削り、白い樹脂の材料で詰め物をする。1~2回の治療で終了。症状はない場合が多い。)
C2:C1よりも虫歯が進行している状態。(虫歯の範囲によって異なるが、詰め物や被せ物の型をとって詰め物をいれる。2~3回の治療で終了。症状は冷たいものにしみたり、軽い痛みが出たり。全く症状がない場合もある。)
C3:虫歯が進行し、神経まで到達している状態。(神経をとる治療、根の治療を数回した後、土台を作り、被せ物の型をとり、被せ物を入れる。治療回数は、何度かかかります。症状は冷たいものや温かいものに尾を引くようにしみたり、何もしなくてもずきずき痛んだりする。)
C4:虫歯で歯の根しか残っていない状態。(抜歯しなければなりません。その後何らかの方法で歯を入れる。)
それぞれ、虫歯の進行に応じて治療は異なります。虫歯が大きくなるほど、治療の時間や回数は必要になります。痛みが出てくるときは、虫歯が大きく進行していることが多いため症状がなくても定期的な検診を受けることが重要です。また、定期検診を受けることで早期発見・早期治療が可能になります。
虫歯の治療は、虫歯になる前の元の状態に戻すことではなく、人工物で補修することです。そうすると、何もしていない天然の歯と比較すると、将来的に歯を失うリスクが高くなってしまいます。自分の歯に勝るものはありません。一本でも多く、自分の歯を残すことが重要です。歯を失って歯の大切さに気付いても、永久歯は抜いてしまうと生えてきません。皆さんに歯の大切さを伝えるのも私たちの役目だと思っています♪
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