2018年7月25日 (水)
こんにちは、歯科衛生士の佐々木です♪
今回は喫煙と歯周病の関係についてお話したいと思います。
タバコの煙には数千もの化学物質が含まれています。そのうちニコチンや発癌性物質などの有害物質は200とも300とも言われます。
タバコの煙に含まれる「一酸化炭素」は組織への酸素供給を妨げますし、「ニコチン」は一種の神経毒で、血管を縮ませるので、体が酸欠・栄養不足状態になります。
ニコチンは体を守る免疫の機能も狂わせるため、病気に対する抵抗力が落ちたりアレルギーが出やすくなります。さらに傷を治そうと組織を作ってくれる細胞(線維芽細胞)の働きまで抑えてしまうので、手術後も治りにくくなります。
ある統計データによると、歯周病にかかる危険は1日10本以上喫煙すると5.4倍に、10年以上吸っていると4.3倍に上昇し、また重症化しやすくなります。
タバコは、口腔内だけでなく全身にも大きな影響を及ぼします。この機会に喫煙の見直しを行い、禁煙について考えてみましょう。
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