よく噛んで食べることは、食べ物を飲み込みやすくするだけでなく、食べ物がおいしくなったり、消化・吸収を助けたり、健康に役立つ効果がいろいろあることを知っていますか?今回は、よく噛むことの効用がわかる「卑弥呼の歯がいーぜ!(ヒミコノハガイーゼ)」という標語をご紹介します。
2018年6月25日 (月)
みなさん、こんにちは♪
歯科衛生士の佐々木です。
今回は全身の健康と歯周病との関係についてお話したいと思います。
まず、歯周病とは、歯周ポケットにたまった歯垢などが原因で、歯茎など歯を支えている組織(歯周組織)に「炎症が起こる病気」の総称です。炎症をそのままにしておくと歯周病が進行し、歯を支えている骨(歯槽骨)が溶けて、最後には歯が抜け落ちてしまうことになります。
歯周病になると歯周病菌由来の毒素や、その刺激によってつくられる炎症性物質が全身に運ばれます。この毒素と炎症性物質が、全身の健康に影響することがわかってきました。
歯周病によって様々な「病気のリスク」が出てきます。例えば、「糖尿病」は歯周病と深い関係があり、糖尿病が悪化すると歯周病が進行し、歯周病の治療によって糖尿病が改善する、といった報告もあります。また、口の中の歯周病菌などの細菌が誤って肺に入ると、「誤嚥性肺炎」を起こす危険性が高くなります。そのほか、「早産」のリスクが高まる、「心臓病」や「脳血管疾患」などの重大な病気につながることもあるといわれています。
このように、全身の病気につながる可能性が指摘されている歯周病。「歯茎の病気」と軽く考えることなく、毎日の口のケアを大切にし、運動や食生活にも気を付けることで、イキイキとした毎日を送りましょう。
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2018年6月15日 (金)
ミュータンス菌(むし歯菌)は就寝中に最も増加することが分かっています。なぜミュータンス菌(むし歯菌)は寝ている間に増える
のか?…増加の原因の1つとして唾液の分泌量の変化があります。唾液はお口の中の細菌や食べかすを洗い流してくれる“自
浄作用”の役割を担っています。しかし、就寝中は唾液の分泌量が減少することが研究で知られており、唾液による自浄作用が
低下することにより、ミュータンス菌が増殖すると考えられます。
夕食後~就寝前までに細菌のかたまりであるプラークを取り除き、お口の中を清潔にしておくことがむし歯のリスクを減らすこと
にもつながります!歯ブラシだけでなくフロスや歯間ブラシを使用し、より丁寧にブラッシングしてください!
洗口液やフッ素の使用もお勧めします^^♪
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2018年6月15日 (金)
こんにちは!歯科衛生士の佐々木です♪
よく噛んで食べることは、食べ物を飲み込みやすくするだけでなく、食べ物がおいしくなったり、消化・吸収を助けたり、健康に役立つ効果がいろいろあることを知っていますか?今回は、よく噛むことの効用がわかる「卑弥呼の歯がいーぜ!(ヒミコノハガイーゼ)」という標語をご紹介します。
よく噛んで食べることで、食べ過ぎを防ぎ、肥満の防止につながります。
食べ物の形やかたさを感じることができ、食べ物の味がよくわかるようになります。
口のまわりの筋肉をよく使うことで、あごの発達を助け、言葉の発音がキレイになったり、顔の表情が豊かになったりします。
脳に流れる血液の量が増えて脳を刺激するので、子どもの知育を助け、大人は物忘れの予防に役立ちます。
よく噛むと、唾液がたくさん出ます。唾液には口の中の食べ物のカスや細菌を洗い流す働きがあり、むし歯(虫歯)や歯肉炎の予防につながります。
唾液に含まれるペルオキシダーゼという酵素が、食品に含まれる発ガン性物質をおさえることでガンの予防につながります。
消化を助け、食べ過ぎを防ぎます。また胃腸の働きを活発にします。
身体が活発になり、力いっぱい仕事や遊びに集中できます。
そして、以下に、よく噛んで食べるための「工夫」をご紹介します。
ゆっくりと味わって食べましょう。食べ物によって噛みごたえは違います。噛みごたえのある食べ物は、1口30回を目安によく噛んで食べましょう。
食べ物が口の中にある時は、飲み物をとらないようにしましょう。よく噛むと、食べ物が細かくなり、自然に飲み込めるようになります。
ご飯をひと口入れたら、箸を一度おくようにしましょう。
よく噛んで食べる習慣をつけ、健康管理を行って行きましょう!
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2018年6月7日 (木)
皆様こんにちは♪歯科助手・TCの井野です。
4月より、1年間の産休・育休を経て復帰いたしま
した。せき歯科クリニックに入って9年目になりますが、結婚もしていなかった私が今では子供3人・・・
大変でしょう~。とお声をかけて頂きますが、とても楽しく毎日充実しています♪今回復帰して改めてこ
の仕事が大好きだな~。せき歯科クリニックが大好きだな~。と思いました☆大好きな場所で大好きな
先生・スタッフとこれからも楽しく患者さんの幸せの為にお仕事をしていけたらいいなと思っています♪
これからも末永く宜しくお願いし致します。お気軽にお声かけくださいね☆井野歩樹
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2018年6月7日 (木)
こんにちは!歯科衛生士の佐々木です♪
今回は予防歯科についてお話したいと思います。
「予防歯科」とは、むし歯などにかかってからの「治療」ではなく、「かかる前」の「予防」を大切にする考え方です。歯科医院などでの定期的な健診などを通じて「プロケア(プロフェッショナルケア)」を受けることと、歯科専門家の指導に基づいて自分自身で行う「セルフケア」の両方で積極的に健康な歯を守ることが大切です。
以下に、「セルフケア」のポイントをご紹介します。
歯質の強化を促進する「フッ素を口の中に残す」ことが大切です。フッ素配合の歯磨き粉を使い、すすぎは1回程度に留めておくのがおすすめの使用方法です。
「歯垢などの汚れを残さず落とす」ことも大切です。歯垢がつきやすい歯と歯の間、歯と歯茎の境目、奥歯のかみ合わせは、歯磨きの基本を意識しながら特にていねいに磨きましょう。歯並びの悪いところ、生え替わり途中など背の低い歯、奥歯の1番後ろなどの磨きにくい箇所は、お口の状態にあわせて歯ブラシのあて方を工夫して磨きましょう。
また、歯と歯の間は歯ブラシの毛先が届きにくく歯垢が残りやすいので、歯間清掃具の使用が欠かせません。歯ブラシに加えてデンタルフロスや歯間ブラシを使いましょう。
むし歯や歯周病の原因になる「菌の増殖をおさえる」ことも大切です。殺菌剤入りの洗口剤(デンタルリンス)が効果的です。特に寝ている間は、唾液の分泌が減少し菌が増えやすくなるので、就寝前の使用がおすすめです。
生涯にわたる健全な口腔内維持のために、国も「歯科口腔保健の推進に関する法律」を施行するなど、「治療」から「予防」に視点を向けた取り組みを強化する動きが活発になっています。今後さらに「予防」への意識が高まると思われます。
生涯にわたり健康なお口を保つには、「プロケア」と「セルフケア」が大切です。定期的に歯科医院を受診するとともに、歯科医院での指導に基づく毎日のセルフケアを心がけましょう。
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2018年6月1日 (金)
5月12日(土)診療後に、4月から入社し
た歯科医師の中島先生と、歯科技工士
の林田君の新人歓迎会が行われました
~♪今年は、な…なんと、ホテル日航で
ディナーを頂きました!!!中華のコー
スを頂いたのですが、どれも美味しくて
幸せのひと時でした(^o^)♡
そして、歓迎会も終盤に近付いた時、中島先生と林田君、技工士の野口
さんの姿が見当たらない…と思ったら、右(→)の写真の恰好で登場~!
頭からストッキングを被って綱引きしてましたが、3人の変顔がすごかっ
たです…^^笑
新しいスタッフとこれからも頑張っていきますので宜しくお願いします♪
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2018年5月30日 (水)
みなさん、こんにちは!
歯科衛生士の佐々木です♪
今日は虫歯や歯周病予防のために大切な歯磨きについてお話ししたいと思います。
平成23年(2011年)歯科疾患実態調査によると1日に歯を磨く回数は、1回の人が23%、2回の人が51%、3回以上の人は26%います。「1日2回以上磨く人」は30年間で、44.1%(1981年)から77%(2011年)に増え、歯をよく磨くようになってきました。
しかし、なんと成人の約8割は「歯周病」にかかっています。それはなぜでしょう? 多くの方は、きちんと歯を磨いているつもりでも、実はきちんと「磨けていない」ということなのです。
歯磨きをする上で大事なことは「歯垢を取り除く」こと。歯垢は生きた細菌のかたまりで、むし歯(虫歯)・歯周病などの原因となります。歯垢は、歯と同じような乳白色ですが、歯についた歯垢を舌で触るとザラザラッとした感触があります。うがいでは取り除けないため、まずはしっかり歯磨きする習慣をつけることが大切です。
食事やおやつを食べたあとは、歯垢の中の細菌が食べ物をえさにして酸を出すため、歯垢自体が酸性に傾いて少しずつ歯が溶けはじめます。そうならないように、「食べたら磨く」を習慣にしましょう。
(LION調べ)
寝ている間は唾液の分泌も少なくなり、口の中の自浄作用が低下するため、細菌が増殖しやすい状態になります。そのため「就寝前の歯磨き」はていねいに行い、口の中を清潔に保って、むし歯や歯周病を予防しましょう。
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2018年5月23日 (水)
こんにちは!歯科衛生士の佐々木です♪
早いもので5月も終盤に入ってきましたね。
来月から6月に入りますが、6月4日~10日は何の日か知っていますか??
「歯と口の健康週間」です。
「歯の衛生週間」が55年ぶりに変更され、平成25年から「歯と口の健康週間」という新しい名称になりました。
歯の衛生に関する正しい知識を国民に対して普及啓発するとともに、歯科疾患の予防に関する適切な習慣の定着を図り、併せてその早期発見及び早期治療等を徹底することにより歯の寿命を延ばし、もって国民の健康の保持増進に寄与することを目的としています。
日本は、日本人男性の平均寿命は78歳、女性は85歳と、世界一の長寿大国です。
しかし、残念ながら、歯の寿命は50~60歳代で、高齢になるに従って歯を失う人が多いのが現状です。
けれども、日頃から歯磨きなどの口腔ケアをしっかり行っていれば、歯の寿命をもっと延ばすことができます。
最近では、80歳まで20本の自分の歯を持とうという「8020運動」も提唱されています。
「歯の衛生週間」をきっかけに、歯を長生きさせるための口腔ケアを実践する習慣を身につけましょう。
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2018年5月14日 (月)
みなさん、こんにちは!
歯科衛生士の佐々木です♪
今日は、奥歯の役割についてお話したいと思います。
奥歯の大切な機能といえば、ものを「噛む」こと。ものを噛む時、奥歯には、なんと自分の体重とほぼ同じ位の力がかかります。そんな奥歯を1本失うと、ものを噛む力は30~40%も低下するといわれており、その分食べ物の消化・吸収も悪くなってしまうことになります。
奥歯はものを噛む以外にも様々な大切な機能をもつため、奥歯を失うといろいろな不都合が生じます。
以下に、奥歯と関係があるといわれている4点をご紹介します。
歯を失うとそこから息が漏れてしまうので「発音」が不明瞭になります。特に奥歯を失うと「ラ行」の発音が悪くなるといわれています。
失った奥歯をそのままにしておくと、噛みあわせが悪くなり、やがて「歯並びや顔の輪郭形成」にも影響が出てきます。
奥歯でしっかりと噛みしめることができないと、「瞬発力」が出ず、十分な力が発揮できないことが知られています。重たいものを持つ時やスポーツをする時、奥歯は特に重要となります。
「記憶力」とも関係があるといわれており、奥歯がないと記憶にも影響が出る可能性を示す研究もあります。
歯はしっかりと「ケア」すれば、一生使える大切な体の組織です。
むし歯や歯周病から大切な歯を守るために、まず、奥歯を意識した歯磨きの習慣をつけましょう。
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2018年4月23日 (月)
みなさん、こんにちは!
歯科衛生士の佐々木です♪
今回は唾液ついてお話したいと思います。
唾液には、食事をしている時に食べ物と混ぜて1つの塊にして飲み込みやすくしたり、付着した食べかすやプラークを洗い流したりなど様々な作用があります。
下のグラフはその唾液の1日の中の分泌量の変化を表したものです。
就寝中は細菌が増殖しやすく、みがき残しの歯垢(プラーク)が多いと歯周病のリスクが非常に高まります。
このことから、特に就寝前にプラークを残さないことが大切になってくるのです。
定期的な歯科医院でのメンテナンスと合わせて大切なのは、やはり毎日のホームケア。美味しく食事をした後に歯垢(プラーク)が付着しないようにケアする毎日の習慣が大切です。
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