せき歯科クリニックブログ

歯周病とは

2017年3月10日 (金)

「歯周病」は、歯の周りの組織(歯周組織)の病気です。

その歯周病が進行して重症化すれば、歯がぐらついてきて抜けてしまうだけでなく、歯周病菌が原因となって糖尿病が悪化する・治りにくいなど全身の病気にも影響を及ぼすからです。

歯と歯ぐきの境目に歯垢や歯石がたまったりすると、「歯肉炎」を起こします。放っておくと「歯周病」へと進行してしまうので、重症化する前に歯医者へ行って、セルフケアでは除去しきれない歯垢や歯石をクリーニングしてもらい、正しいブラッシング法の指導を受けましょう。

歯周病は自覚症状がほとんどなく、気づかない間に進行してしまうケースが多いので、定期健診を受けることが歯周病予防につながるのです。


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虫歯を放置したらどうなるのか

2017年3月5日 (日)

歯磨きが不十分で磨き残しがあると、歯の表面が「歯垢」で覆われていきます。歯垢の中には「虫歯菌」が潜んでいて食べ物や飲み物の中に含まれる炭水化物や糖を利用して「酸」を作り出すのです。酸によって歯からカルシウムイオンやリン酸イオンが溶け出し脱灰が始まります。この脱灰が続くと歯に穴が開いてしまいます。これば「虫歯」です。

虫歯は歯の表面から始まります。初期の虫歯は歯の表面のエナメル質が茶色くなったりザラザラしています。痛み等の自覚症状がない場合が多いのですが、この状態で歯科治療を受ければ簡単な治療で済むのです。これを放置してエナメル質の下の象牙質まで虫歯が進行すると冷たいものや甘いものがしみる等の自覚症状が現れます。さらに放置を続けると歯の神経(歯髄)にまで達し、炎症が起きて激痛があります。それでも放置を続けると神経も死んでしまい痛みはなくなりますが、歯の根の先に膿の袋ができ、回復が困難な場合は歯を残すことが不可能となります。

虫歯菌が血流に乗って全身にめぐってしまうと脳梗塞や心筋梗塞の発症リスクが高まることがわかっています。また、残った歯の本数が少ないほど、認知症が進みやすいとの報告もあります。

放置を続けて虫歯が進行すればするほど、治療は大がかりになり時間もお金もかかります。もちろん体へのダメージも大きくなります。

虫歯くらい・・・と決して甘くみずに日ごろから歯磨きをしっかりして、3、4ヶ月に一度は歯医者での定期健診をお粉い、虫歯の早期発見と治療を心がけるようにしましょう。


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災害時にこそ大切!お口のケア

2017年3月1日 (水)

災害時の口腔保健(オーラルケア)は、お口の健康だけでなく、身体の健康にも影響します。避難所生活や水不足で、口の中を清潔に保つことが出来ないと、お口の中の菌でも身体に悪影響を及ぼす可能性があります。特に肺炎になりやすい高齢の方は、注意が必要です。

≪歯ブラシがない時のケア≫

避難生活などで歯ブラシがない時は食後に30ml程度の水やお茶でうがいをしましょう!またハンカチなどを指に巻いて歯をぬぐい、汚れを取るのも効果があります。

≪唾液マッサージ≫

唾液には、口の中の汚れを洗い出してくれる働きがあります。水分をできるだけ取り、アゴの付け根(耳の真下)をマッサージしたり温めたりして唾液を十分出すように心がけてください。ガムをかむのも唾液が出る良い方法です。

≪水が少ない時の歯磨き≫

①水約30mlを用意します。

②その水でハブラシを濡らし、口の中へ入れ歯を磨きます。

③歯ブラシが汚れてきたら、ティッシュ等で歯ブラシの汚れをできるだけふき取り、また歯を磨きこれを繰り返します。

④最後にコップの水で2~3回すすぎます。

さらに、災害の時はうがい薬、液体歯磨き、洗口液などが入手できた場合はご使用いただくと、より効果的です。


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せき歯科クリニックブログ始めました!

2017年1月26日 (木)

こんにちは!せき歯科クリニックです。

本日より、当院のブログをスタートいたします。

院内の日常や当院で行なったイベントの模様をお届けしてまいりますので、

楽しみにお待ち下さい!

それでは宜しくお願いいたします!


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食育の知識の有無が、虫歯増加リスクに関係

2016年9月9日 (金)

日本歯科新聞より。

食育の知識のない大学生は、虫歯増加リスクが高い。岡山大学大学院医師薬学総合研究科のグループが追跡調査で明らかにした。食育の知識のある男子36.0%、知識のない男子51.9%で、虫歯が増加。他の因子の影響を排除すると、男子大学生において、食育の知識のない者は、知識のある者の2倍、虫歯が増えやすいと判明した。また女子大学生では、「甘味料を良く飲む」と回答した者が、1.9倍虫歯が増加しやすい結果となっている。他国では、食育に関する教育で甘いたべものや飲料を控えるようになるとの研究があり、大学の研究でも、食育の知識がある者は、間食や夜食を食べない傾向にあった。

研究グループは、「日本での食育推進により、食生活が改善され、虫歯予防に貢献できる可能性が示唆された」としている。

皆さんは、なぜ虫歯ができるかご存知でしょうか?食生活習慣によって虫歯増加リスクにも変化があります。こういったことから、せき歯科くりにっくではサリバテスト(虫歯のリスク検査)を行う際、食生活習慣などについて詳しくお話をしています。そして、お子様のキッズクラブでも食育のお話もしています。


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矯正のおはなし

2016年6月3日 (金)

毎日お子様の仕上げ磨きをしていると、「お口の中のこんなところ気になるけどなんて聞いたらいいのかな?」「歯並び大丈夫なのかな?」と思ったことはありませんか?

そんな時は、せき歯科クリニックのスタッフに遠慮なくお尋ねください♪

子供のうちから矯正をしておくと、将来歯を抜いて矯正をしなければいけない可能性を低くしてあげられるかもしれません。子供の成長期を生かした床矯正というものがあることを皆さんご存知でしょうか?

子供の成長期には、もちろん顎の骨も成長するわけですが、成長しなければ歯の並ぶスペースが足りなくなり、歯が凸凹に並んでしまうわけです。

そこで、床矯正をして、顎骨の成長の手助けをしてあげることができます。床矯正とは、取り外しの装置で、装置についているネジを回して床部分を少しずつ拡大していきます。「まだ小さいから矯正できない」わけではありません。小さいうちの成長期だからこそできる矯正もあります。

歯のことやお口の中のこと、わからないことがあればぜひスタッフにおたずね下さい!


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高校進学されたお子様がいらっしゃるご家庭へ

2016年5月13日 (金)

進級・進学、おめでとうございます!

高校進学されたご家庭の皆様へ、お願いです。

高校によっては売店や自動販売機がある学校があります。休み時間のたびにジュースやスポーツ飲料を買って飲むお子様が増えてくると思います。ジュースやスポーツ飲料には糖が多く含まれるため虫歯の原因になってしまいますので、毎日水筒を持たせてあげてください。


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歯周病の治療について

2015年11月30日 (月)

歯周病の治療といっても、歯周病は歯肉の炎症・歯を支えている骨が溶けてしまうものですが、溶けてしまった骨を元に戻す治療ではありません。

歯周病の治療では、お口の中全体の歯周病の進行のチェック(歯周ポケットの検査)をして、歯石取りをして、歯石をとるといった予防の処置をします。

 

 

≪歯周治療の流れ≫

■歯周組織検査①

お口の中全体の歯周病の進行のチェックをします。

■レントゲン撮影

歯周病は歯が溶けていく病気なので骨の状態を確認するために撮影を行います。

■歯磨き指導

歯周病の治療では、患者さん自身に正しいブラッシング法を身につけてもらうことが最も重要になります。

■歯周ポケット以外の歯石取り(スケーリング)

主に超音波振動によって歯周ポケット以外の歯石を除去します。

 

 

 

~一週間後~

■歯周組織検査②

・ブラッシングが正しく行われているか

 

・ブラッシングと歯石取りにより歯肉の炎症が治まってきているか

 

・歯周ポケット内に歯石が付着していないか

 

を調べるために再度検査を行います。

 

 

 

■歯周ポケット内の歯石取り(SRP)

 

歯周組織検査②で歯周ポケット内に歯石が付着していることが確認された歯に対し

 

麻酔を用いて痛みがないように歯石取りを行います。

 

 

 

~二週間後~

 

■歯周組織検査③

 

SRP後に歯肉の炎症が治まり、歯周ポケットの消失が見られるかどうか検査を行います。

 

 

 

■FOP

 

歯周組織検査③の結果、歯肉の改善が不良な歯に対して、歯肉を切開し深い部分の歯石を除去します。

 

FOP終了後は、歯周組織検査④を行います。

 

※歯周組織検査③の結果、歯肉の状態が良好な場合は、メインテナンスになります。

 


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歯周病のケアはどうしたらいいの?

2015年4月20日 (月)

治療後の良い状態を保つには、どうしたらよいのでしょうか?

大切なのは、原因であるプラークを確実に取り除くことと、様々な要因(危険因子)を少なくすることです。治療が終わった後も、歯科医院の指導に基づいて、自分の状態にあった正しい歯磨き習慣を実践しましょう。歯周病は進行するまで症状が出ないので、お口の状態を自分で勝手に判断せず、歯科医院による定期的なチェックと歯磨き指導を受けることが大切です。
≪歯科医院でのケア≫

・定期的なチェック…歯周病の検査・歯磨きのチェック・歯石取り

ご自宅でのケアがきちんと行われているかを確認します。

・歯のクリーニング…歯磨きだけでは取りきれないプラークを歯石を取ってもらいましょう。

・お口の状態に合わせたセルフケア指導

 

≪ご自宅でのケア≫

・歯科医院の指導による正しい歯磨き習慣を実践

・自己チェック(セルフチェック)

・規則正しい生活習慣

・禁煙(喫煙は最も高い危険因子です)
※ご自宅での歯磨きは大切ですが、それだけではプラークを完全に取り除くのは危険です。

歯科医院による、定期的なケアを受け、常に良い状態を保ちましょう。


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歯周病はなぜ起こるのでしょう?

2015年3月25日 (水)

歯周病は生活習慣病です。歯周病の直接の原因はプラーク(歯垢)ですが、「口腔内環境」や「生活習慣病」の中には間接的に歯周病を悪化させる原因(危険因子)が潜んでいます。歯周病が生活習慣病といわれるのはそのためです。

歯周病はなぜ起きるのでしょうか?

・間接的原因①:全身的な要因(生活習慣病)

近年、悪い生活習慣が歯周病を引き起こしたり、悪化させたりすることがわかってきました。口腔内環境はもちろん、生活習慣を見直して、全身の健康状態を整えていくことが大切です。

※喫煙、ストレス、食習慣、肥満、運動不足、悪い歯磨き習慣

・間接的要因②:局所的な要因(口腔内環境)

口腔内の状態もプラークを増殖させたり、歯肉の炎症を悪化させたりする要因として考えられています。

※歯石、歯並び、不適合な冠(被せ物)、不良習癖(口呼吸、歯ぎしりなど)、悪い噛み合わせ
・直接的要因:プラーク(歯垢)

プラークは複数の細菌がコミュニティを作って増殖したバイオフィルムであり、主に歯周ポケットの中に存在しています。

 

このように歯周病は、プラーク(歯垢)内の細菌を主原因として、生活習慣や口腔内の環境要因にも関連する複雑な病気と言われています。

しかし、生活習慣を変えるのは大変。そのため完治しにくく、再発しやすいのです。


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医院情報

せき歯科クリニック

〒861-2101 熊本県熊本市東区桜木3丁目22-19

TEL:096-360-0310

【診療科目】 一般歯科・小児歯科・歯科口腔外科・インプラント・審美歯科・矯正歯科・入れ歯(義歯)

診療時間

▲ 木曜は〜13:00まで △ 土曜は〜18:00まで

※当院は、予約制です。診療をご希望の方は、
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