歯の広い隙間の部分に小さすぎる歯間ブラシを使ってしまうと、歯垢を十分に落とすことができません。
2018年10月26日 (金)
10月下旬にさしかかり、朝晩も寒くなってきましたがいかがお過ごしですか?
こんにちは、歯科衛生士の佐々木です。
今回は先月スタッフで行ったバーベキューについてお話したいと思います。
以前も行かせていただいたお店joanへ
前回はお昼に行きましたが、今回は夜に行きました!天候があまり良くなかったため、テラスで行いました。でも、バーベキューを始めるころには雨も止んでくれました^^
夜は雰囲気がまた違って素敵でした♪♪
お肉も大きくておいしかったです!
お腹いっぱいになりました!
仕事の活力となる一日となりました^ ^
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2018年9月25日 (火)
みなさん、こんにちは。
歯科衛生士の佐々木です♪
最近、朝晩は少し肌寒く感じる日も増えてきましたね。季節の変わり目は体調を崩しやすいので、注意してくださいね。
今回は歯磨きの後のうがいについてお話したいと思います。
むし歯はいわゆるむし歯菌が糖を食べて酸を作り、これが歯の成分である(ハイドロキシ)アパタイトを溶かすことにより起こります。これを「脱灰」といいます。
初期のむし歯では、脱灰したアパタイトが歯に戻る「再石灰化」と呼ばれる現象が起こります。フッ化物を含むアパタイトは再石灰化を起こしやすく、いったん歯に戻ると次には脱灰しにくいため、歯の表面が強いアパタイトに置き換わってむし歯に強くなります。つまり再石灰時にフッ化物がお口の中にあることが重要となります。これがむし歯予防にはフッ素入りの歯みがき剤(ペースト、粉など)が良いといわれるゆえんです。
ところが歯みがきの後に何回もうがいをすると歯みがき剤に含まれるフッ化物が流れて薄くなってしまうのです。歯磨き後に汚れを吐き出した後の仕上げのうがいは、ごく少量の水で1回だけにして、しばらく飲食しないことにより再石灰化効果が高まると言われています。
フッ素入りの歯磨き粉を使用し、フッ化物をしっかり口腔内に留めて虫歯予防に努めましょう!
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2018年9月12日 (水)
年齢と自立度の関係として、70歳前後でガクッと自立度が下がると言われています。この理由の多くは生活習慣病です。メタボリックシンドローム(メタボ)が関連していますが、メタボの原因の一つによく噛めないことがあげられています。そして75歳以上になるとだんだん他人の手を借りないと生活ができなくなってしまう人が増えてきます。その理由として栄養不足があります。
よく噛めないことで、食事の栄養バランスが崩れます。すると生活習慣病になったり、栄養が不足したりして、寝たきりになりやすいのです。いつまでも元気でいるために、肉・魚・野菜をバランスよく食べる–ようにしましょう。
歯の本数が減るにつれて、主に野菜に含まれるカロテンやビタミンCなどを摂れなくなっていることが分かります。逆にお米やパンなどの炭水化物を多く摂るようになることが分かります。
毎日の歯磨きでお手入れをし、定期検診でプロにチェックをしてもらうことで歯を失わずに、自分の歯でしっかり噛むことができ、いつまでも元気で長生きすることにつながります!
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2018年9月4日 (火)
みなさん、こんにちは。
歯科衛生士の佐々木です♪
8月も終わり、9月に入りましたがまだまだ暑い日が続いていますね。体調管理には十分気をつけて下さいね!
今回は歯間ブラシの適正サイズと選び方についてお話したいと思います。
歯間ブラシのハンドルの「形状」は、以下のように「L字型」と「I字型」の2種類あります。
そして、様々なサイズがあります。自分自身の歯茎の状態や部位に合わせた「サイズ選び」が大切です。目安としては、歯と歯の隙間にスッと抵抗なく挿入できるサイズです。
歯間ブラシの選び方
歯の広い隙間の部分に小さすぎる歯間ブラシを使ってしまうと、歯垢を十分に落とすことができません。
歯の狭い隙間の部分に大きすぎる歯間ブラシを使うと、歯肉退縮の原因になるので注意しましょう。
歯間ブラシは、歯間に無理なく挿入でき、使った際にきつく感じない程度を選ぶようにしましょう。
歯間ブラシには、歯と歯の隙間の広さによって使いやすいよう数種類あります。歯の隙間の広さが大きく異なる場合は、数種類の歯間ブラシを使い分けようにしましょう。
初めて使用する際は、「小さいサイズ」から試すのが良いでしょう。小さいサイズが挿入できない場合には、デンタルフロスの使用がおすすめです。
口の中の清潔を保つためにも、歯ブラシと補助用具の併用が大切です。1日1回「歯間ブラシ」を使って、歯と歯の隙間をキレイにしましょう。
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2018年8月20日 (月)
暑い日が続いていますが、みなさんいかがお過ごしですか?
こんにちは、歯科衛生士の佐々木です♪
今回は乳児期のブラッシングの方法についてお話ししたいと思います。
1.歯ブラシに慣れてもらう
まずは、歯ブラシを口の中に入れたり、歯ブラシで歯肉をなでたり、あるいは手に持たせるなどして、歯ブラシに慣れさせましょう。ちょうど歯が生え始める生後6カ月ごろは、何でも口に入れたがる時期。このころに歯ブラシに慣れさせておくと、次のステップに進みやすくなります。前歯が生えてきたら、歯みがきを始めます。
2.歯ブラシの当て方について
子どもをひざに寝かせ、上から口の中をのぞき込むような姿勢をとって(寝かせみがき)、あごを手で支えながら、前歯の付け根、歯と歯の間を中心にみがいていきます。このとき注意したいのは、痛くしないこと。前歯のまん中の歯肉にある筋(上唇小帯)に、歯ブラシが当たると、痛がる原因になります。みがくときは、唇をひとさし指でそっと押さえ、歯ブラシが上唇小体に当たらないように、軽く小刻みに動かすのがコツです。
子どもをひざに寝かせ、上から口の中をのぞきこむような姿勢をとり、あごを手でおさえながらみがきます。
3.ブラッシングの習慣化
この時期、もっとも大切なのは、ブラッシングを楽しく習慣づけることです。嫌がるときに無理に行うと、ブラッシングを嫌がるようになります。機嫌が悪いときは、簡単に済ませてもかまいません。そのぶん、機嫌がよいときに、楽しくできる工夫をしながら、きちんとていねいに行いましょう。少なくとも“1日1回、きちんとみがく”ことを目標にしてください。そして、できたらよく褒めてあげてください。
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2018年8月6日 (月)
みなさん、こんにちは。
歯科衛生士の佐々木です♪
今回は妊娠時の口腔内の問題や対策についてお話したいと思います。
妊娠中はむし歯や歯周病になりやすくなっている上に、初期症状に自分からは気づきにくいものです。つわりがおさまる4~5カ月頃に歯科健診を受けて、比較的体調の安定した妊娠中期に必要な歯科治療を済ませることが大切です。
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2018年7月25日 (水)
こんにちは、歯科衛生士の佐々木です♪
今回は喫煙と歯周病の関係についてお話したいと思います。
タバコの煙には数千もの化学物質が含まれています。そのうちニコチンや発癌性物質などの有害物質は200とも300とも言われます。
タバコの煙に含まれる「一酸化炭素」は組織への酸素供給を妨げますし、「ニコチン」は一種の神経毒で、血管を縮ませるので、体が酸欠・栄養不足状態になります。
ニコチンは体を守る免疫の機能も狂わせるため、病気に対する抵抗力が落ちたりアレルギーが出やすくなります。さらに傷を治そうと組織を作ってくれる細胞(線維芽細胞)の働きまで抑えてしまうので、手術後も治りにくくなります。
ある統計データによると、歯周病にかかる危険は1日10本以上喫煙すると5.4倍に、10年以上吸っていると4.3倍に上昇し、また重症化しやすくなります。
タバコは、口腔内だけでなく全身にも大きな影響を及ぼします。この機会に喫煙の見直しを行い、禁煙について考えてみましょう。
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2018年7月21日 (土)
いつも当院のブログをお読みいただきありがとうございます。
タイトルにもございますが、日本顎咬合学会にて、せき歯科クリニック院長の関が優秀賞を受賞しました。
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2018年7月10日 (火)
みなさん、こんにちは
歯科衛生士の佐々木です♪
今回は、歯間清掃用具であるデンタルフロスと歯間ブラシについてお話したいと思います。
デンタルフロス
デンタルフロスは、歯と歯の間の隙間が狭い部分の清掃に適しています。大人から子どもまで、すべての人に使ってほしいアイテムです。デンタルフロスには、大きく分けて、持ち手に糸が取りつけられているホルダータイプ(Y字タイプ、F字タイプ)と、必要な長さのフロスを切り取り、指に巻きつけて使用するロールタイプの2種類があります。初めての方には、フロスが挿入しにくい奥歯にも使いやすいY字タイプのデンタルフロスがおすすめです。
歯間ブラシ
歯間ブラシは、歯と歯の間の隙間が広い部分の清掃に適しています。歯間ブラシには、ハンドルの形状やブラシのサイズがいろいろありますが、使用する部位(歯間の広さ)に合わせた「サイズ選び」が大切です。目安は、歯と歯の隙間にスッと抵抗なく挿入できるサイズです。
歯と歯の間は歯ブラシが届きにくく、歯ブラシだけで口腔内のプラークを除去することは困難です。歯ブラシだけではプラークを6割程度しか取り除けませんが、デンタルフロスや歯間ブラシを併せて使うことで9割程度まで歯垢を取り除くことができます。※2日本歯周病学会誌1975
できれば1日1回は継続して使用しましょう。
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2018年7月3日 (火)
みなさん、こんにちは。
歯科衛生士の佐々木です♪
早いもので7月に入りましたね!
夏になると冷たい物を食べる頻度が多くなりますね。今回はそんな機会に症状として出やすい「知覚過敏」についてお話したいと思います。
知覚過敏は冷たいものを食べた時にしみたり、痛みが出たりしますが、甘味や酸味も刺激になります。
知覚過敏になると、なぜ痛みを感じるのでしょうか?
歯は、健常な状態であればエナメル質と歯茎に覆われていて、冷たさなどの刺激から守られています。
しかし、歯周病が進行したり、不適切なブラッシングなどが原因で歯茎が下がったりすると、歯の根元の部分の「象牙質」が露出してしまいます。知覚過敏で痛みを感じるのはこの部分です。象牙質には歯髄、すなわち神経につながる象牙細管と呼ばれる無数の穴が開いていて、この穴を通して受けた刺激が神経に伝わり痛みを感じてしまうのです。
知覚過敏を発症すると、次のような悪循環を繰り返してしまうことがあります。
1. 知覚過敏を発症
2. 歯がしみるため歯磨きが十分にできなくなる
3. 歯垢が蓄積する
4. 蓄積した歯垢に潜む細菌が出す酸によって、露出した象牙細管がさらに広がって刺激を感じやすくなり、痛みがますます強くなる
5. 2~4の繰り返しで、さらに歯垢が蓄積し、むし歯や歯周病の発症や悪化を招く
対策として、歯科医院での薬物塗布や、知覚過敏用の歯磨き粉の利用があります。
「硝酸カリウム」や「乳酸アルミニウム」などの薬用成分が入った歯磨き粉が知覚過敏の症状に効果的です。
硝酸カリウム
露出した象牙質の表面にある象牙細管を通して刺激が神経へ伝達されるのをブロックします。
乳酸アルミニウム
刺激が伝達される通り道となる象牙細管の入り口を封鎖することで、知覚過敏による痛みを防ぎます。
また、知覚過敏の原因である露出した歯の根元は、虫歯になりやすいです。知覚過敏の症状が見られたら、早めに歯科医院を受診しましょう。
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