2023年2月27日 (月)
熊本県熊本市東区桜木にあるせき歯科クリニックより事務長です(^^♪
春の温かさが近づいてきました昨日の日曜日、家族みんなで久しぶりに植木市に行きました。
『うえきし』じゃなくて『うえきいち』です(*’ω’*)
庭いじりが好きな夫婦ですので、コロナの前には結構行っていたのですが、コロナになってからは久しぶりに行きました。
出店も出ているしヨーヨー釣りなどもあるので子供達も大喜びです。
ずっと前から欲しかった枝垂れ梅で大きさもちょうど良く花付もかなり良いものを見つけ買ってしまいました。
元々植えてある木を他へ移植して窓から見える所に植えました。木は根っこをきれいに掘って処理してあげると他へ移してもまた根を張り生きる事ができます。それのお陰で植木屋さんが成り立っているわけですが、実は歯も移植する事ができます。
歯が割れたりしてどうしても抜歯をしなくてはならない時もあります。そんな時余っている親知らず等が使える事があるのです。
CTなどで根の形などを確認し適応であれば、形を整えて移植する事も可能です。
たまに『親知らずが出てきたのですが抜いたほうがいいのですか?』という質問をされる時があります。
もし、きれいに出てきていて清掃も普通にできる状態で咬合に問題を起こさないのであれば、将来移植に使える事もありますので残しておいていいと思います。とお答えします。
もちろん度々炎症を起こし、清掃がしにくいのであれば抜いたほうが良いです。まぁ清掃がしにくいから炎症を起こしたり虫歯になったりするんですけどね。。。
抜歯する歯や移植する歯に制限はあり当クリニックでも数名しか行ったことはないですが、インプラントやBrに次ぐ方法として確立されています。
歯を失う可能性がある方で悩んでいる方はもしかしたら適応されるかもしれませんので、一度ご相談に来られても良いかもしれません。
まだまだ、寒い日が続いています。
お身体にはお気を付けてお過ごしください。
カテゴリー: 事務長
2023年1月23日 (月)
熊本県熊本市東区の歯医者せき歯科クリニックより事務長です。
大寒波が到来しておりますが、皆様はいかがお過ごしでしょうか?お身体にはどうかお気を付けください。
さて、今回はスタッフのちからと題をつけさせて頂きました。
院内の勉強会でも、スタッフに言っているのが『院長だけではなくて、スタッフひとりひとりを目当てに患者さんが来てくれるのが事務長の夢です。』という事です。
どういう事かと言いますと、始めて来る患者さんが『ここには○○さんという上手な歯科衛生士さんがいると聞いて来ました。』『ここには○○さんというこちらの気持ちが解ってくれる優しい助手さんがいると聞いて来ました。』『ここには○○さんという自分の歯と見分けがつかない被せ物が作れる技工士さんがいると聞いて来ました。』などと言って来てくれる事です。
父が引退する前は50年以上技工士をしていたので『ここの技工士さんがうまいと聞いて入れ歯を作りに来ました。』という方もおられました。
私事ですが、郵便屋さんや宅配便屋さんが『受付の事務長を見て、ここは良いだろうと思ってきました。』と言って頂いた事もあります。たくさんの病院へ配達されている方に選んで頂けるのはとてもうれしい事です。
もちろんお友達やご家族の方には今までもたくさん来て頂いております。
『先生が上手って教えてもらって。。。』という紹介患者さんもたくさん来られました。
技工士さんが上手いから。衛生士さんが上手いから。と来られるとスタッフにもかなりの励みになると思います。
実は今度、技工士野口が有名な歯科雑誌に載る予定です。
院長の発表が2位だった事を受けての雑誌の取材ですが、これを機に全国でも『技工士野口ここにあり』と有名になってくれると嬉しいです。
他のスタッフも日々頑張っております。ぜひ見てあげてください。
2022年12月12日 (月)
熊本県熊本市東区桜木にある歯医者せき歯科クリニックより事務長です(^^♪
先日のブログでも案内があったと思いますが、院長が日本臨床歯科学会の全国大会で発表を行い見事全国二位になりました。
実は当クリニックでは知識や技術の向上を図るために、毎週火曜日の朝から一時間半で院内研修会も行っております。
日頃の勉強会は今の課題や問題点、注意する事などが話し合われます。
しかし、たまに一日診療をお休みして、個人個人に課題を与えられてみんなの前で発表するという機会があります。
今回私がスタッフに伝えたかったのは『YESと思ってもらうことの大切さです』
私は体育大学でもスポーツ心理学を専攻していたので、心や思いに非常に興味を持っていつも生活しています。
この世の仕組みとして、誰かに『YES』と思って頂いて初めて『報酬』を頂く事ができます。
しかし厄介な事にこの『YES』は一人一人の解釈によってすべて違います。
真実はいつもひとつしかないのに、解釈は人それぞれ。。。十人十色なのです。
私たちが同じことを同じように話したとしても、相手によって伝わり方は違う。違う患者さんが同じことを言ったとしても、二人の思いは違うよという事です。
その言葉の裏・表情・今までの接点を考え心の中を読まないといけないという事を話しました。
なかなかすべての人のすべての望みをかなえることは困難ですが、できる限りみんなで頑張っていこうと思います。
話は変わりますが私が大学に入る少し前の1990年代後半にやっとメンタルという言葉がスポーツ界に入ってきてメンタルトレーニングが取り入れられるようになっていきました。
心理学という学問のほかに比べるとまだまだ若い分野で、『心』が頭の中にあるのか体のどこにあるのか、もしくは体全体なのかすらよくわかっていません。
緊張しないと運動能力は上がりませんが、緊張しすぎると周りが見えずに良いパフォーマンスができない。とても難しいバランスの世界なのです。
実は最近メンタルヘルスには二つの分類がある事がわかってきました。
楽しい楽しくないの心の健康と、今の自分で良いのかという自己肯定の心です。
今の自分を認めて、今やっている事が楽しいと心は健康という事になります。
愛も仕事もお金も友達も趣味も全て自分の思い通りになる事はほとんどありませんが、『自分にとって良いか悪いかを決めるのは未来の自分だ』と思い、今の自分を肯定して失敗しても楽しんで生きていきたいですね。
カテゴリー: 事務長
2022年11月8日 (火)
熊本県熊本市東区桜木にある歯医者せき歯科クリニックから事務長です。
いつもお仕事のこと書いてますので、たまには家族の事でも書きますね。
子供の成長は早いもので、一番下の子が5歳になりました。
5歳の誕生日に、じぃじばぁばにおねだりしたのは自転車です。
誕生日が日曜日だったので、当日か〇わの自転車に行き、すぐにお気に入りを見つけました。
か〇わの自転車の名物おじさん?に営業してもらい、大好きな紫の大人の女性が選びそうな自転車に決まりました。おじさんに「インスタにあげといて」と言われたので、インスタを持っていない私はこちらにUPさせて頂きます。
買った時にはもちろん補助輪が付いていたのですが、毎日私の朝のゴミ捨てに自転車で付いてきていて一週間後「補助輪外したい」と言われました。
さっそくか〇わの自転車へ。。。
おじさん「なにかありましたか?」
そらそうでしょう。一週間前に買った自転車持って戻って来たんですから。。。
私「補助輪外します」
おじさん「え?もう?クリアーした?(ブレーキかけれるようになってからと言われていた)」
私「たぶん大丈夫です」
おじさん「インスタあげた?」
私「あげてないです。すみません。」
おじさん「冗談だからねWW」
そんなやり取りの後、無事補助輪を外し公園に行った動画がこちらの動画です。
いやいやいやいや。補助輪なしで乗れてるし。。。
私としては何度も何度も転びながら泣いているのを励まして頑張って頑張ってやっと乗れて一緒に喜んでっていうのを想像をしていたのですが、転んだのは一回。。。
体育大学卒の私の遺伝子をきちんと受け継いでくれているようで、ちょっと将来が楽しみになりました。
しかし、まだまだ5歳。ブレーキも甘いし、交通ルールも分からないので、公園とゴミ捨ての時だけに限定して練習させるつもりです。
上の子達の時は家から近いあ〇ひ自転車に行ったのですが、実はある日、朝からあ〇ひ自転車のトラックがか〇わの自転車の倉庫に入って自転車を積んでいるのを見てしまったのです。「結局卸しはか〇わの自転車がやってるのかい」と突っ込みを入れつつ、私の子供の時から高校生の通学自転車までお世話になったか〇わの自転車に今回は子供もお世話になった次第です。
「おじさ~ん!!ブログにはあげたよ~!!」
あ!!歯の話何もしてない。。。
こんなパパが事務長と受付やってます。
カテゴリー: 事務長
2022年8月30日 (火)
熊本県熊本市東区桜木にある歯医者せき歯科クリニックより事務長です(*^^*)
さて今回は歯科医院の予約についてのお話です。
皆さんしか医院にかかられる時大抵の方が予約をしてから行くと思います。今では『予約優先制』や『完全予約制』などが歯科医院の前に大きく出ていて、そもそも予約しないと診てもらえないなんて事も当たり前になっています。
風邪の時の内科や怪我の時の外科は当日いきなり行っても診てもらえるのに何で?
と、思われている方も多いと思います。
それには歯科治療の特殊性がかかわっています。
内科や外科は診察室に呼ばれて先生は何分診ていますか?
ここ2・3日の状況と今の症状を聞いて聴診器を当てるか怪我を診て…長くても10分位ですよね。早ければ2・3分で終わります。その後看護師さんやレントゲン技師さんなどに指示を出して処置があったりなかったり。そしてお薬が出て終わりです。トータルかかっても30分位…
人気の病院に遅く行っちゃったら2時間以上待って5分で診療終った。。。なんて事もありますよね。
では、歯科医院はどうでしょう。
殆どの処置を先生が付きっきりでしていませんか?
途中歯科衛生士ができる処置は指示を出して他の患者さんの処置をして、また帰ってきたりしますが、一人の患者さんに1時間とかかかります。
そう、例えて言うなら外科の簡単な手術をいっぱい掛け持ちでやっているようなものなのです。
そんな中、急に何の治療の人か判らない人を診るのはとても難しい事なのです。
資金力があって診療台がいっぱいありドクターの多い歯科医院またはいつも暇している歯科医院ならすぐに診てもらえるでしょう。。。
年配の患者さんにこんな話を聞いた事があります。
『昔は歯医者は朝早くから行って並んでいた。それでも治療が始まるのが夕方とかになる時があった…大変だったんだよ~。』っと
そんな時代があって、患者さんも待たなくて良い、病院としても治療内容が分かり効率良く進める事ができる予約制というシステムが生まれたのです。
サラッと『効率よく治療ができる』と言いましたが、予約を入れるのには相当苦労します。
想像してみて下さい。がんの手術の横でがんの手術、骨を折った人の修復…それを一人のドクターで…
確かに普通の歯科治療だと外科の手術ほどは難しくはありませんが、先生の手が空いてあっちからこっち来てとかなり考えながら予約を入れて行きます。それでいて、経営の事を考えたらなるべく空きの無い様に入れて行かなければなりません。そして、現在治療中の人で痛みが出たり仮歯が外れた人などを診られる様に、緊急用のスペースも少しあけながら取ります。
治療が重なりすぎて中がバタバタなると『こんな予約じゃ診れないよ』と怒られ、予約が空いて人が余っていると『なんでこんなに空いてるの?』と怒られます。
ただ空いている所に取っているように見えて、実はかなり難しいのです。
どうせ待たされるから、来れるはずではない少し前の時間に予約したり、来れるかどうか解らないけど、とりあえず押さえておこう。というのは、やめて頂けるとありがたいです。
そして、いちばんやめて頂きたいのが、連絡のないキャンセル。
痛いけど診られますか?という人を、あなたの予約が入っている為に心苦しくお断りしています。
そんな予約の人が連絡なしに来ない…『あの人を診てあげる事ができたのに』と思います。
たまにいらっしゃいます『治療に来てやってるんだぞ!!』という人…
患者さんと医療人は対等の関係です。
予約はお友達との約束と思って頂けるとこちらも嬉しいです。
約束の場所に約束の時間に来ない人といつまでお友達でいられますか?
ちょっと厳しいようですけど、予約についてのお願いです。
ほとんどの方はその様な気持ちで来て頂いていますので、大変助かっています。
もちろん、病気や大事な急用でダメになる事もございますので、それは構いません。
カテゴリー: 事務長
2022年7月26日 (火)
熊本県熊本市東区桜木にある歯医者 せき歯科クリニックから事務長です(#^.^#)
遺伝というのは怖いもので、頭のうすかった父(技工士2年前引退)…うすくなってきた兄(院長)に続いてわたくし(事務長42歳)も40歳を超えたあたりから急速にうすくなってきました。2年ぐらい前にうすくなってきたかなぁ~っと思っていた矢先、患者さんから『あたは頭のうすなったなぁ~』と言われたり、会計でお母さんの後ろに居た女子高生の患者さんに僕が頭を下げた瞬間に『ひゃ!!』って言われたり『もう歳には勝てないなぁ~』っと実感していました(^-^;
それから2年間、髪を伸ばしてみたり父のしていたオールバックにしてみたり色々試しましたが、妻からは『別に顔がカッコ良くて結婚したわけじゃないし、ハゲ隠して髪延ばしてもみんな気付いてるから、カッコつけても「イタい」だけよ』と言われ続け、ついに『よし、潔く坊主にしよう』と決意して子供達みんなにバリカンで刈って貰いました!(^^)!
いつも行ってる銀行で、スタッフがカウンターの中でこそこそ話してるのが見え、その後呼ばれると『いつも来られてる関さんですか?いや、別の関さんが来てるのかと思った(*^^*)』『うそ!!ホントだ顔は関さんだ!(^^)!』と他のお客さんがいるのにカウンターのスタッフ全員で大笑いされたり。コンビニの店員に『髪すごい切られましたね。すごい似合ってますよ。』と言われたり、患者さんから『元が良いから良い感じよ。』と言われて。営業トークを真に受けて『あれ?坊主の方がモテるんじゃね?』って勘違いして喜んでいる今日この頃です。
ビジネスの世界ではタブーとされている坊主ですが、たまに『出家した?』とも言われますが、比較的好印象な様なので、そのまま坊主で居るつもりです。どうぞ笑って声かけて下さい!(^^)!
前置きが長くなりましてすみません。
さて、今回のテーマは仮歯です。
読んで字のごとくかりの歯です。新しい歯ができるまでに仮につけておく歯の事です。
歯科用語ではTEK(テンポラリークラウン)やプロビ(プロビジョナルレストレーション)と呼ばれます。
当クリニックでは基本的に簡単な見た目の為や隣の歯が倒れてこない為に暫間補綴として当日その場で簡単に作るものをTEKと呼び、より精密に技工士さんが数日かけて作るものをプロビと呼んでいます。
TEKは無料ですがプロビは奥歯で5,500円前歯で8,800円かかります。プロビは主に自費治療の時に作製します。
え?仮の歯なのに8,800円?って思ったあなた…
そうなんです。あくまでも仮の歯なのに8,800円なのです。つまり本数の多い人は仮の歯なのに10万円行く人もいます。
仮の歯なのに…
いえいえ!!仮の歯なのにはすごい間違いです!!
実はこの仮の歯すっごくいやすっっっっっごーーーーーーーく大切で重要な治療ステップなのです。
TEKは次の新しい歯ができるまでの3日から7日ぐらいの簡単なつなぎです。
それに対してプロビは1カ月や長い人は1年間ぐらい付けている期間があるものになります。
より精密に作って、歯肉との関係や口の中の唾液や汚れの流れが理想的に行っているか、咬み合わせがおかしくないか、時には何回も何回も形態修正(料金はプロビ料金に含まれる)しながら理想的な形に近づけていきます。そして、これで行こうとドクターと患者さんがが決めるとその形を参考に最終補綴物を作成します。
前にも書きましたが、本数が多くなると最初に付けたプロビが1年間ぐらい付いている事もあるのです。
保険の治療では、国が値段を決めている(TEKの値段は治療費に含まれる)為そんなに時間をかけて精密に作っていくという事は手間がかかりすぎて出来ません。
理想的な手間と時間をかけていくとやはりそれ位の値段はかかってしまうのです。
TEKは暫間的な簡単なものと言いましたが、全国どこでも同じ値段で同じ治療を受けられる保険の治療であっても『保険治療だけやっている病院』と『手間と時間をかけて自費治療を行ってる病院』では同じ時間でもポテンシャルが違うのではないかと僕は思います。
医療と料金は色々と思う所が皆さんあると思います。
ただ、私がひとつ言える事は『安いよ安いよ!!うちの手術安いよ~!!』って言っている病院にがんの手術や脳の手術の時に行きたくはないと私は思います。
1ミクロンの差で大きく違ってくる口の中、その口の中で未来の健康が変わってきます。
信頼のおける病院の治療を選んでいく事を私はお勧めします。
2022年6月21日 (火)
熊本市東区桜木にある歯医者せき歯科クリニックより事務長です(#^.^#)
今回のテーマは金属床義歯です。
院内技工のシリーズなどで技工物を自分達の医院内で作ることの大切さ、それにより理想的な技工物を作る事ができると紹介してきましたが、今回は院外技工です。
当クリニックが金属床を院外技工で作成依頼するのはKテックラボさんです。
Kテックラボさんは大村和明さんが30年以上やられている個人ラボになります。
題名に『一徹』と書きましたが、実は大村さんが自ら金属床『一徹』といわれているので書きました。
そう、金属床一筋に、金属の材料から模型の材料や作り方鋳造の仕方まで何度も何度も試行錯誤をしながら、メーカーと一緒になって今の金属床に行きついた方なのです。もちろん未だに試行錯誤を続けられより良いものを追及されています。
金属は人工関節などの生体材料として定評のあるアメリカオーステナル社の高品質コバルトクロム合金を使われています。
『お口の中は髪の毛一本でも違和感を感じるものですね。私の創る金属床は単に薄いだけではなく、噛み合わせや美しさをミクロン単位で追及したあなただけの精密なオーダーメイドの「人工臓器」なのです。』という思いのもと、精度や強度にこだわり、情熱をもって作られています。
その情熱は日本各地に知れ渡り、激戦区である関東からも注文が来て航空便で納品してらっしゃいます。
そんな人が偶然にも熊本市東区でラボを開業されている。歯科技工士歴50年だったうちの父からの紹介でお付き合いが始まった大村さんですが、うちの父も70歳を超え引退した様に大村さんもいつまでできるかは未知数です。まだまだ現役でバリバリ頑張られてますが、後継者も今の所おられませんので、ご希望の方はぜひ早めに来られた方が良いかもしれません。
『お口に入れると本当に違いがわかる』という言葉を患者さんに言われる事を励みに頑張られていますので、保険の義歯が合わずに悩まれている方はぜひこちらの義歯へ変更してみて下さい。
もちろんインプラント上部にSetするインプラントオーバーデンチャーにも対応しております。
2022年5月17日 (火)
こんにちは(#^.^#)
熊本県熊本市東区桜木にあります歯医者、せき歯科クリニックから事務長です。
コロナの制限も解除された久しぶりのゴールデンウィークでしたね。
皆さんも県外に行かれたり久しぶりに羽を伸ばされた方も多いのではないでしょうか。
そんなゴールデンウィークに入る少し前、悲しいニュースが入ってきました。
北海道の知床半島沖で観光船が沈没して乗員乗客が亡くなられたり行方不明になった事故です。
全国ニュースでも何度も取り上げられていますので皆さんご存知だと思います。
のちの捜査で、観光船を運営していた会社のずさんな安全管理体制が明るみになってきました。
他の観光船会社の船も出ていない漁船も出ていないほど海が荒れているのにもかかわらず、きちんとした連絡手段もなく船底から水が漏れている船で経験の浅い船長によって単独で出航したのです。
経験の浅い船長は海がどんどん荒れて来るにもかかわらず戻る事なくどんどん沖へ強行して行き、最終的にエンジンが動かなくなり沈没してしまいました。
4月と言えど知床の海はまだ海水温5度前後と成人の男性でも5分ぐらいで意識が無くなるほどの温度で、周りにも船は出ていないし荒れた海なので救出も遅れ、発見された人は皆亡くなっていました。未だに14人もの人が行方不明のままです。
私はこのニュースを見ていてひとつ違和感を感じる事があります。
それは、事故当日も手伝いに来ていた元社員や周りの観光船会社の人が『あそこの社長は海に関して素人で、船長も経験が浅い、これは起こるべくして起こった。』と言っている事です。
私ならこう思います。
『被害にあわれた方やご家族には本当に悪い事をした。私にできる事は無かったのだろうか…もっとできる事をしていたらこんなこと起きなかったんじゃないか。本当に申し訳ない…』
何で同じ会社で働いていた人、まわりで危ないと分かってみていた同業者の人は何も行動しなくて『やっぱりな』と言えるのでしょうか?
私にはそこが不思議でなりません。
私はこのせき歯科クリニックで働き出した頃の鮮明な記憶が今でもあります。
ある高校生ぐらいの子供が部活動でぶつかって前歯が抜けてしまって抜けた歯を持って来院しました。
普通のサラリーマンをしていた私が兄に呼ばれてこちらで働き出したばかりだったので何もわからずそのままいつもの受付をしてその患者さんに中に入ってもらいました。
そこであるスタッフが消毒液で患者さんが持って来た抜けた歯を洗おうとしたのです。
それに偶然気付いた院長が『何してるの!!』と怒りました。
そう抜けた歯は決して消毒や水道水で洗ってはいけないのです。
歯の根には歯根膜という組織があり、歯を戻して再び定着するかどうかはその歯根膜が正常に生きているかに大きく左右されます。水道水や消毒液ではその歯根膜が死んでしまうのです。
だから、たとえ砂やゴミが付いていたとしても決して洗わず、歯牙保存液(学校の保健室にだいたいある)や生理食塩水、それもなければ牛乳につけて持って来るだけで良いのです。
歯牙保存液はネットでも売ってますので家の救急箱に常備しておくのも良いと思います。
歯の抜けた高校生は生理食塩水で院長が適切な処理をして、歯を無事に戻す事ができました。
その日の診療後に院長がみんなの前で言った事は『無知のせいで、一本の歯の命が死ぬところだったんだよ』という言葉でした。
それまで別の世界で働き歯科の知識が無かった私に『一本の歯の命』『一本の歯の大切さ』を教えてくれたひと言でした。
それからは、歯が抜けてしまった方から電話があると洗わずに持って来ることを告げて、受付で私がシャーレで必ず受け取る事にしています。そして中に渡す時に生理食塩水につけてと言うのです。
私は常々スタッフに『自分の今付いている患者さんだけじゃなくて、全体を見てだれがどんな治療をしているか見て把握して下さい。どの患者さんがどのステップの治療をしているのか、他のスタッフが何をしているのか把握して下さい。』と言っています。他のスタッフが失敗しそうならフォローをして、せき歯科クリニック全体として見て行こうという事です。
他のスタッフが失敗した時は、自分の事と同じように反省して改善して行って欲しいという願いで言っている事です。
だから、知床遊覧船で『起こるべくして起こった』と周りが言っている事は私にはいまいち腑に落ちないのです。
たぶん遺族なら私以上にそう思っているかもしれません。
そんな事、経営者が考える事、行政が考える事、当事者が考える事、なのかもしれません。
でも、プロならそれ位の責任感を持って仕事にあたって欲しいものです。
なんか歯科とは関係ない話になりましたが、事務長のつぶやきに最後まで付き合って頂きありがとうございました。
2022年4月12日 (火)
熊本県熊本市東区桜木にある歯医者せき歯科クリニックより事務長です(#^.^#)
桜の季節ももう終わりを迎えようとしていますが、みなさんは今年も桜を見に行かれましたか?
私は毎年松橋方面にある立岡自然公園に行っています。
今年も見事な桜でした。
新型コロナウイルスには気を付けながら子供達に少しでも色んな経験をさせてあげたいとお出掛け場所を選んで外出しています。
さて、今回は治療について少しお話をしたいと思います。
当クリニックで掲げて、他の病院と差別化を図ってスタッフみんなで目指している『丁寧な治療』ですが、そもそも『丁寧な治療』とは何なのでしょうか?
歯科治療に限らず病院の経営はとても難しいです。
なぜ難しいかというと、『皆保険制度』があるからです。保険制度は日本全国同じ値段で同じ治療が誰でも受けられます。つまり厚生労働省によって治療に対する値段が決められているのです。
適当に治療しようが日本一の治療をしようが、新人の先生がしようがベテランの先生がしようが、家賃の高い東京のビルのテナントだろうが親からもらった田舎の自分の土地と建物だろうが、保険の治療をしている限り同じ値段で行わないといけません。
早い話が、売り上げをUPするには数を多くこなすしかないのです。
今、どの業界もコンサルタントが言っているトレンドワードがあります。
『生産性の向上』
同じ場所同じスタッフで効率を上げて売り上げを伸ばしましょうというものです。
確かに無駄をなくして生産効率を上げていく事はとても重要です。
しかし私はこの『生産性の向上』は諸刃の剣だと思っています。
それは売り上げが上がる一方で、流れ作業になり一つ一つの事案に対しての丁寧さが失われていくという事です。日本で昔から行われてきた『おもてなし』を行う余裕がなくなってしまうのです。
ちょっとやそっと消費者が『?』と思ってもお構いなしに進めていく危険性があるのです。もしかしたら消費者だけでなく従事者も『?』のまま進めている場合もあるかもしれません。
そこに生産性の向上の追及の恐ろしさがあります。
歯科界でもひとりひとりの時間をなるべく短くして、予約を詰めてとにかく患者さんを多く入れるという動きが見られます。
歯科治療において、熊本市郊外で治療を行うにあたりドクター1人で黒字を出していくには保険治療だけでは1日約60人から70人の患者さんが必要です。
歯科業界では有名な話ですが、実は年収400万円以下もっと言うと200万円以下のドクターが近年増えてきており経営破たんになっていくという事象が何件も発生しています。
それぐらい、今の歯科医院経営は難しいのです。
当クリニックはドクター2人で1日平均約40人位の患者さんを診ています。あれ?じゃぁ赤字ラインじゃんと思われた方もいると思います。
ここで出て来るのが『丁寧な治療』による差別化です。
先ほど書きましたが当クリニックでは保険だけの診療をしている所より1日に診る患者さんが少ないです。でも予約はいっぱいに埋まっています。それは一人一人に掛ける時間が長いという事です。患者さんの話をきちんと聞いて治療内容の選択がある場合は選択して頂き納得をして頂いた上で時間をかけた丁寧な治療を行います。
時間が無いと虫歯を完全に削ってしまう事ができず虫歯を少し残したままで上から詰め物や被せ物をしてしまったり、本当はまだ治療法があるのに、その治療には手間と時間がかかるので安易に抜歯をしたり、パッと神経を抜いた方が早いので神経を抜いたりと本当は理想では解ってるけど時間が無くてなくなく丁寧な治療が不可能な歯科医院もあります。
当クリニックではそれはありません。時間を多く取る事によってより理想的な治療を行っているのです。その為に常に理想的な治療を求めて勉強をし、それを可能とする技術を付けるべく研修会に参加し、院内研修も定期的に行っております。
治療に来られた患者さんが『なんだよ!!ただ詰めるだけなのに他より時間かかってるじゃんかよ!!』と思う事もあるかもしれませんが、なるべく神経を抜かない様に、でも虫歯を残さない様にギリギリの所を先生が攻めてくれている証拠です。パッと神経を抜けばすぐ終わります。でもその歯の寿命は確実に短くなります。時間をかけてまずは理想を追ってみます。それでもダメなら神経を抜きます。(もともと初めから神経まで行ってる歯はレントゲンで分かりますのでパッと神経抜きます。)『なんだよ!!他より何回も通わないと駄目じゃんかよ!!』と思う事もあるかもしれませんが、なるべく抜歯しないで良い様に根っこの治療で膿を出して綺麗にして延命していたり、理想の歯茎の形や歯の形になる様に何度も仮歯の調整をしたり理想を求めると回数もかかるのです。時間や期間(回数)がかかっていても『ここは丁寧な治療をしてくれているんだな』と思って頂ければ幸いです。
おいおいせき歯科クリニック理想ばっかり求めて赤字じゃすぐ潰れるしスタッフ可愛そうだなと思うかもしれませんが、御心配には及びません。理想の最高の治療は保険外治療なのでその価値(時間)に見合った料金設定をしております。
当クリニックでは、数をこなして生き残るのではなく、丁寧な治療を行って他の病院と差別化し選んで頂いてその価値の料金を支払って頂くというスタイルなのです。
なので『ここだけチャチャっと一回で治してよ』という人にはあまり向いていないかもしれません。
我々の目標は『せっかく高い良い治療をしたいなら、熊本なら(いや日本なら)せき歯科クリニックが良いよ。丁寧だし技術力もあるから。他の歯医者で不満だった事も解決できるぐらい勉強しているよ。』と言って頂ける事です。
なかなか見る事のない歯科医院の内情を少しお話ししましたので『丁寧な治療』の中身が少しわかって頂けたのではないかと思います。
スタッフ一同そのプライドを持って日々努力をしてお待ちしております。
高くて良い治療したいけど、どこに行けば良いの?とお悩みの方がいらっしゃったら、ぜひ『せき歯科クリニック良いみたいよ』とお伝えください。
2022年3月30日 (水)
おはようございます! 熊本東区桜木にある歯医者
せき歯科クリニック 歯科技工士野口です。
日常生活でも様々なデジタル化が進む中、歯科医療もどんどんデジタル化が進んでいます!
今回はその中でもお口の型取りのデジタル化についてご紹介していきます。
その名は「プライムスキャン」!!!✨
従来の型取りではグニュッとした材料をお口のなかに入れてその材料が固まるまでに長時間が必要で、不快感を感じる場合もあり苦手な方もいます。
当院ではその型取りをプライムスキャンという口腔内スキャナを使ってお口の中を撮影することにより、今までより不快感を感じなくなり、短時間での型取りが可能になりました。
実際に口腔内スキャナを用いた型取りを行った患者様も「すごい!!きつくなかった!!」「もう終わったの!?」というお声をいただいています。
お口の中を3Dデータに変換し、パソコン上でセラミックの被せ物や詰め物を短期間で作ることが出来るようになりました。
ここでいうセラミックとはラミネートベニア、オールセラミッククラウン、セラミックインレーなどです。
既存の作り方では模型の変形など様々な問題が生じていましたが、それをデジタル化することによってより精密な被せ物や詰め物が作れます。
次回第二弾からプライムスキャンについてもっと詳しくご紹介していきます!
乞うご期待!!